ホンダのアジア向け新型コンパクトカー「ブリオ」を徹底チェック!(1/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:松下宏
各自動車メーカーが急ぐ、新興市場向け「低価格車」
自動車メーカー各社は、成長を続ける新興市場へ向け、低価格の小型乗用車の開発を急いでいる。
日産は昨年、世界戦略車であるマーチをフルモデルチェンジし、トヨタはインドのデリーショーでエティオスを発表、同年12月から発売を開始した。
ホンダも、2010年1月のデリーショーにスモールコンセプトを出品。
さらにタイでは、2010年11月のオートエキスポにブリオのプロトタイプが出品され、2011年3月のバンコクモーターショーでは市販車を発表した。(※発売は5月)
このほか、三菱もジュネーブに続きバンコクでグローバルスモールのコンセプトカーを出品し、2012年3月からタイで生産を始めることを既に表明している。
各社の戦略には微妙な違いがあり、日産はタイで生産したマーチを日本に輸入しているが、トヨタのエティオスやホンダのブリオにはそうした予定はない。
三菱はグローバルスモールを日本に導入するとしているが、これがコルトの後継モデルになるのかどうかは明らかにされていない。逆にグローバルスモールをベースにEVを開発することは明言されている。
いずれにしても、日本の主要メーカーが新興市場へ向けた世界戦略車が出揃うわけで、同ジャンルでの競合が今後激化するのは間違いない。
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