車名から”フィット”の名を取った理由とは ~ホンダ 新型 シャトル・シャトルハイブリッド 試乗レポート/渡辺 陽一郎~(1/5)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
車名から”フィット”の名を取った理由とは
「新型ホンダ シャトルは上質で特別感があり、なおかつ使い勝手も良いという独自の価値を際立たせた。そこで車名も”フィットシャトル”ではなく、シャトルにした」と開発者は言う。
2015年5月15日に掲載した「ホンダ 新型 シャトル 新型車解説」でも述べているように、シャトルは「フィットシャトル」の後継モデルだ。クルマの成り立ちも従来型と同じで、現行ホンダフィットをベースにワゴン化した。
それなのに新型は、少なくとも車名についてはフィットから離れた。本当にシャトルの価値は際立っているのか? 今回は実際に試乗して探ってみたい。
良く言えば「大きく立派に見える」、悪く言えば・・・
まずは新型シャトルの外観の印象だが、良くいえばボリューム感があり、悪くいえば少し太り気味の印象を受ける。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)はプラットフォームを共通化した現行フィットと同じ2530mmだが、全長はシャトルが445mm長い。その分だけオーバーハング(ボディがホイールから前後に張り出した部分)も伸びたので、視覚的に重く感じてしまうのだ。
もっとも、オーバーハングを拡大した内訳は、フロント側が110mm、リア側は335mmだから、荷室の長さもフィットを約300mm上まわる。積載性を高める上で、リア側の長いオーバーハングは有利に働いた。
またホイールベースを伸ばしていないから、最小回転半径は4.9m(16インチタイヤのハイブリッドZは5.2m)に収まる。小回り性能も良好だ。
[室内も荷室も広大で実用的・・・次ページへ続く]
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