車名から”フィット”の名を取った理由とは ~ホンダ 新型 シャトル・シャトルハイブリッド 試乗レポート/渡辺 陽一郎~(3/5)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
斜め後方の視界に課題あり
次は運転感覚。運転席に座るとボンネットは見えないが、5ナンバーサイズだから車幅はおおむね分かりやすい。側方視界は平均的だが、前方視界も良好だ。
注意したいのは斜め後方で、サイドウインドーの下端が後ろに向けて持ち上がり、なおかつ荷室の両側はウインドーがかなり小さい(外観はガラスで覆っている)。開発者に尋ねると、荷室のウインドーが狭まった理由は2つある。まずはボディとサスペンションの取付剛性を高めたので、補強の部材が干渉してウインドーの広さに影響した。2つ目は後席のシートベルトの引き出し口を荷室の両側に設けたこと。リアドアのスグ後ろではベルトが同乗者の肩を確実にサポートできないから、後方に設置した。
後方視界は開発段階でも課題になり、形状を工夫している。「後退しながら駐車場から出庫する時など、側方から接近する車両が見えるように、荷室のウインドーをデザインした」とのこと。それでも購入するなら縦列駐車や車庫入れを試したい。
過不足ない性能を有するガソリンエンジンモデル「G」グレード
エンジンは直列4気筒の1.5リッターで、ノーマルタイプとハイブリッドを用意した。両方ともフィットと同じチューニングが施される。
まずは「G」が搭載するノーマルエンジンだが、車両重量がフィット「15XL」より70kg重いものの、力不足は感じない。4200回転付近から速度の上昇が活発化する傾向があり、もう少し実用回転域の駆動力を高めて良いと思うが、2000〜3000回転付近でも相応の粘りを見せる。
高回転域の吹き上がりは良く、CVT(無段変速AT)との組み合わせでありながら、6000回転近くまで回る設定にした。エンジンノイズは静かではないが、音質を含めて耳障りには感じない。
[主力モデル「HYBRID」の乗り味は・・・次ページへ続く]
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