【試乗】ホンダ 軽スポーツ「S660」(プロトタイプ) 試乗レポート／国沢光宏(3/3)
- 筆者： 国沢 光宏
- カメラマン：阿部昌也／Honda
スポーツカーはこうでなくっちゃ！
ということで3ラップ目から全開のフルアタック。
クルマの評価と言うより、走りを楽しんでしまう。スポーツカーはこうじゃなくちゃいけない。四の五のご託を並べて評価するんじゃなく、サーキット走って降りたくなくなるようなクルマでなければダメだ。
ホンダ S660、決して速くないけど楽しい。
「レジェンド」よりも乗り心地がいい！？
感心したのがホンダ S660の乗り心地の良さ。
サスペンションをキチンと動かしている。調子に乗って縁石なんか乗り上げてみたって「どしん！」というショック無し。先日試乗した「レジェンド」より滑らかで質感の高い乗り心地だったりして。
コースインしてから、ずっと驚いてばかりだ。
CVTモデルだって十分に「スポーツ」できます
続いてCVT仕様を試す。
こちらはマニュアルより動力性能低いけれど、ホンダ S660の場合、速さ関係無し。遅くてもOK。「ギアを変える」という楽しみが一つ減るけれど、S660の全ての魅力の15%くらいしか減らない。何よりコーナーを攻めた時のワクワク感はそのまんま。
屋根の開け閉めは少々面倒
ということで絶賛したいホンダ S660ながら、二つだけ気になる。
まずTOPの開け閉め。
もっと簡便な方法がなかっただろうか？ これだけ手間掛かると、気軽にオープン走行しなくなってしまう。
いっそ軽登録にこだわらなくてもいいのでは？
続いて価格。こちらもまだ明らかにされていないが、もし200万円を超えるのなら、軽自動車でなく普通車登録の幅広ボディを希望します。
この2点が気にならない、というならホンダ S660を買わない理由無し。
[レポート：国沢光宏]
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国沢光宏さんの動画試乗レポートも併せてチェック！
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■ホンダ S660 (プロトタイプ) サーキット動画試乗レポート～国沢光宏のキビシイ目～ [2015年3月26日／動画レポート]
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1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る
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