ホンダ 新型NSX 市販モデルを米で先行試乗!ホンダらしいコダワリ技術満載だが実は初代のリボーンだ!(3/4)
- 筆者: 清水 和夫
- カメラマン:本田技研工業
「Track」モードで全開走行を試す!
ドライブモードは「Track」をチョイス。トラクションコントロールはオフになるが、ESCは敷居値が変わる。アクセルを目一杯踏み込むと、低い唸り音がリアのバルクヘッドから聞こえてくる。
その速さは期待通り。パドルシフトでリミットの7500回転までしっかりと回る。リミッターがなければ8000回転まで行きそうだ。だが、実際は回転を下げて、モータートルクをうまく使ったほうが速いかもしれない。
ピレリの浅溝タイヤはドライならNSXのポテンシャルを引き出せるが、雨が降るとお手上げだ。
お腹をすかせた猛獣が檻から出てきたように暴れる。フロントモーターで車体を引っ張りたいのだが、そこは期待できなかった。雨のハンドリングは今度の課題だろう。
公道はどうか。センターコンソールのダイアルを回すことで「Quiet」「Sport」「Sport+」「Track」という4つのモードが選択できる。
「Quiet」モードではなるべくエンジンを使わないモードなので静かに走ることが可能だ。NSXはポルシェ918に似ているが、PHEV(プラグイン)ではないのでバッテリーの容量は多くないが、それでも草食系スポーツカーのキャラクターは演じてくれる。
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