日本版コンシューマレポート-ホンダ フリードスパイク ユーザー試乗レビュー-(5/6)
- 筆者: 桃田 健史
フリードスパイクのユーザー評価・レビュー/総合評価
東京都港区青山2丁目1番の1。
本田技研工業・社屋に「フリードスパイク」広報車を返却して、慌ててタクシーを拾った。
同車中、「すみません、(アポの時間に)10分程度遅れるかもしれません。いまホンダにフリードスパイクを返して、タクシーでそちらに向かっています」
そう言って携帯電話を切った筆者に対して、運転席から思わぬ声が聞こえて来た。
「あのぉ~お客さん、フリードスパイク、乗っているンですか?どうです?いいクルマですか?」
聞けば運転手さん、いま初代「ステップワゴン」に乗っていて、「フリードスパイク」への買い替えに興味あり、とのこと。
ということで、それから15分間ほど「フリードスパイク」に関する質疑応答時間となった。
「可能性搭載コンパクト」。
これが「フリードスパイク」のキャッチコピーだ。
ご承知の通り「フリードスパイク」は5人乗り、「フリード」は7/8人乗りである。つまり「フリードスパイク」は「2列目+荷室」で「軽く遊ぶ」クルマだ。
『ちょっとした』キャンプ。『気軽に』サーフィン。週末の出先、雨降っても『気分転換に』お昼寝。
そんな「軽い遊び」の可能性を、ユーザー自身が「フリードスパイク」から引き出してもらう。それが、ホンダ側の狙いだ。ただ、ホンダディーラーの中には「フリードとの明確な差別化が難しい」という声もある。
「フリードスパイク」をどう見るか、どう使うか、どう遊ぶか。
「フリードスパイク」は、ユーザーの感性主導型の1台である。
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