[試乗]家族のコンパクトミニバン、新型「ホンダ フリード」の使い勝手を徹底的にチェックしてみた(2/3)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:島村英二
新型フリードのインテリア、その使い勝手を徹底検証
さらに、モダンに変わったのはインテリア。インパネ中央にナビのモニターを配置し、水平方向に拡がるのはナチュラルな雰囲気の演出にひと役かっている木目調パネル。敢えて本物っぽさは狙わない艶を抑えたテクスチャーは周りの樹脂パネルの素材とマッチしていてお洒落。
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エアコンのスイッチ類は立体的に描かれたインパネ全体の造形に馴染む形で美しく収まっているし、デジタルメーターは文字が大きく発色もキレイ。ちなみに、メーターの照明は6色のアクセントカラーから選択できるようになっています。
予防安全面ではレジェンドなどの高級車に搭載されてきた「Honda SENSING」を採用。ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたユニットで前走車や対向車、歩行者との衝突回避を支援する。メーター上にはカメラが読み取った標識の情報が映し出され、制限速度なども確認しやすい。小さなファミリーカーに一クラス上の予防安全装備を積極的に採用することで、クラスレスな存在感を確立。と、ライバル達から一歩抜きんでています。
スライドドアのメリットをこんなところでも発揮
今回の試乗車は「G Honda SENSING」という1.5リッターのガソリンエンジン+CVT、6人乗りのモデル。撮影日はあいにくの雨でしたが、こういう日は傘を畳みながらクルマに乗り込むと雨で身体が濡れてテンション下がりがち。でも、こんな日だからこそ、フリードならではの使い勝手の良さを発見しました。
6人乗りのモデルの場合、1列目と2列目の4座は独立式のシートなので、シートの隙間をウォークスルーすることが可能。特に、後席の両側スライドドアを開けたら、先ずはサッと乗り込んで傘を畳み、ウォークスルーで運転席にアクセスすると雨に濡れずに車内を縦横無尽に移動が可能な便利さを改めて実感できました。
家族みんなで乗るものだから・・・気になる新型フリードの座り心地
気になる座り心地については、シートのクッションの厚みが増していて、1、2列目は腰回りのサポートにしっかり感が上乗せされた感じ。さらに、2列目シートの前後スライド量が大きいので、3列目に乗員が座る時はそれぞれの乗員の膝周りの広さをシェアすることが可能。このあたりはシエンタよりも3列目の空間が広く使えて、柔軟に使いこなせそう。
フリードで車中泊はできる? できない!?
また、出先でくつろぎたい時はシートを倒して足を伸ばしてリラックスできるのも嬉しい。限られた室内長だけに3列全てをフルフラットにすることはできないけれど、1、2列目を連結させてフラットにするか、もしくは、2、3列目を連結させるか、2通りの使い方ができる。
ただし、乗用車としての居心地の良さを追求したフリードの場合、シートの厚みがある分、倒しても凹凸が張り出す状態。車中泊などでベッドとして使いたい場合は座布団やアウトドア用のマットを段差に敷いて調整するか、フルフラットにアレンジできる「フリード+(プラス)」を選択したほうが良さそう。
“ちょうどいい”ユーティリティがいっぱいの新型フリード
もちろん、今の時代に“ちょうどいい”ユーティリティも備わっています。
運転席周りのドリンクの置き場所はペットボトルだけでなく、四角いホルダーがインパネ上に2つにあり、シフト付近にも使う時だけ引き出す格納式のホルダーを1つだけ設定。収納スペースについては、インパネ上のフタ付きのボックスや助手席正面のオープントレイ、ドアパネルには2段構えで小物が置けるスペースも。
さらに、シフトレバーの下には格納式のセンターテーブルが設置されていて、スマホなどを置いておけます。足下にはシガーソケットのほかにUSB端子も配置されていて、今ドキの使い方にピッタリのユーティリティは毎日使って便利さが実感できそう。
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