すでに受注1万3千台!シエンタに挑む、ホンダ新型「フリード」の進化を試乗で徹底チェック!(2/5)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志
ミニバンに重要な居住性を徹底チェック
次は居住性をチェック。
インパネは新型になって質感を少し高めた。ステップワゴンには見劣りするが、ダウンサイジングしても大きな不満は生じない。ATレバーの左側に装着されたエアコンのスイッチも、おおむね扱いやすい。
先代型は助手席の前側に位置するインパネがテーブル状に張り出して乗降性を悪化させたが、新型は足の通過性が良い。1列目シートはサイズに余裕がある。座面は膝の裏側まで支えて、背もたれの高さも不足していない。座り心地は今日のクルマでは少し柔軟なほう。ボリューム感を持たせ、背もたれの下側をしっかりと造り込んであるから長距離移動も快適だ。
2列目シートもおおむね快適だが、ノーマルエンジンとハイブリッドでは着座姿勢が異なる。ノーマルエンジンは、2列目に座る乗員の足が1列目の下側に収まって着座姿勢も自然だ。それに対し、ハイブリッドは2列目に座る乗員の足が1列目の下に入りにくい。
ノーマルガソリンとハイブリッドでは2列目に大きな差が!
新型フリードは、ハイブリッドに4WDを成立させたり、フリードプラスの荷室床面を低く抑えるため、リチウムイオン電池と制御機能を後部から前席の下へ移した。その分だけ床が15mmほど持ち上がって足が収まりにくくなった。
足の位置が50~60mm手前に引き寄せられたことで、座り心地に与える影響は意外なほどに大きい。ノーマルエンジンの2列目は大腿部が座面にサポートされるが、ハイブリッドでは膝が持ち上がって窮屈になる。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)が50mm異なるくらいの差が生じた。
2列目を後端まで寄せた時の足元空間は、身長170cmの大人4名が乗車した状態で握りコブシ2つ半。先代型はコブシ2つ分だったので余裕が増したが、ハイブリッドは前述のように差し引いて考える必要がある。なお、2列目のキャプテンシートとベンチシートを比べると前者が快適だ。腰の収まりが良くてサポート性が高い。アームレストも両側に付いてくつろげる。
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