すでに受注1万3千台!シエンタに挑む、ホンダ新型「フリード」の進化を試乗で徹底チェック!(1/5)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志
ステップワゴンは不要に?「ちょうどいい」が劇的進化!
最近は小さなクルマに代替えする「ダウンサイジング」が増えている。コンパクトな車種の機能や質感が高まり、サイズを小さくしても十分に満足できるようになったからだ。
そこで注目されるのが2016年9月16日にフルモデルチェンジされた新型フリード。コンパクトなミニバンだが、新型は3列目シートを中心に居住性を向上させた。ミドルサイズのステップワゴンを不要に思わせるほど優れたクルマになったのか、早速、新型フリードを試乗した。
新型フリードは3列シートの「フリード」と、2列シートで荷室の機能を充実させた「フリードプラス」に大別される。そのために先代型で2列シートのフリードスパイクは廃止された。
3列シートのフリードには、2列目が左右に分割されたキャプテンシートの6人乗りとベンチシートの7人乗りがある。エンジンは直列4気筒の1.5リッターで、ノーマルタイプとハイブリッドを選べる。
外観はフロントマスクを最近のホンダ車に共通する「ソリッド・ウィング・フェイス」と呼ばれる形状で仕上げた。フロントグリルに厚みを持たせ、左右に切れ長のヘッドランプが収まる。フィットやオデッセイ、スポーツカーのNSXまで、今のホンダ車は同様のデザインを採用する。
コンパクトで小回り性能も抜群
後席側のドアは先代同様にスライド式だ。サイドウィンドウの面積を広く確保して、ミニバンらしさを強調する。このほか、視界も改善された。フロント側のピラー(柱)を細くしたから斜め前方が見やすい。フロントサイドウィンドウの前側に備わる小さな三角窓も視界を向上させている。
デジタルメーターはインパネ最上部の奥まった部分に装着され、視線と目の焦点移動を抑えた。その上でメーター部分の高さを抑え、前方視界が悪化したり、圧迫感が生じないよう配慮した。サイドウィンドウの下端は低めに抑えられ、右側のウィンドウを開いて後方を振り返ると、後輪が視野に少し入る。これは側方視界が良い証で、駐車時に車両を路上の白線に合わせる操作もしやすい。
ボディ後端のピラーは少し太く、斜め後方の視界はあまり良くない。真後ろの窓も左右方向の寸法は若干狭いが、上下方向は十分に確保した。総じて視界はミニバンの中では優れた部類に入る。
ボディサイズは、全長が4265mm(フリードプラスの2WDは4295mm)、全幅は1695mm、全高は1710mm(4WDは1735mm)だから、先代型と同様にコンパクトだ。最小回転半径は5.2mに収まり、ミニバンでは小回り性能も優れる。
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