”テンロク”最強伝説はここから始まった!4代目 ホンダ シビック(EF型)【MOTA写真館】
- 筆者: MOTA編集部
1987年に4代目となったホンダ シビック。「グランドシビック」と呼ばれていたことからもわかるように、落ち着きのあるコンパクトモデルとして登場。ホンダらしく130馬力を発生させるDOHCエンジンを搭載したスポーティーグレード「Si」もデビュー当初からラインナップしていた。しかし、ライバルは145馬力を発生させるパワフルなエンジンを搭載したコンパクトモデルを登場させ、コンパクトモデルのパワー争いは日増しに激化。もちろん、その様子をホンダが黙って見ているはずがなかった。
ファミリーからモータースポーツまで懐の深い欲張りコンパクトカー
4代目シビック(EF型)がデビューしたのは1987年で、日本ではまさにバブル期の真っ只中。世間が好景気に沸く中でデビューすることになった4代目シビックは、先代から受け継がれるシャープなフォルムを維持しつつも、よりワイド&ローなスタイリングに進化。
高い質感の内装に加え、新開発の前後ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用し、クラスを超えた贅沢な装備となっている。3ドアハッチバックと4ドアセダン、さらに5ドアハッチバックを揃え、若者から家族連れまで幅広い層から人気を獲得していた。
“テンロク”ハイパワー競争にNA VTECで勝負を挑む
トヨタ カローラ レビン/スプリンター トレノ(AE92型)や三菱 ミラージュ(C53A型)など、1,600cc(通称:テンロク)エンジンを積む当時のライバルたちが高出力のエンジンを搭載したスポーツグレードを設定し、コンパクトスポーツカーのハイパワー化が盛んに行われたいた。
一方ホンダは、1989年9月に行われたマイナーチェンジで、当時4代目インテグラに搭載され話題となっていたB16A型 1.6リッターVTECエンジンを搭載したスポーツグレード「SiR」をデビューさせる。ライバルたちが、スーパーチャージャーやターボといった過給機を使用することでパワーをアップしていた中、ホンダ シビック SiRは自然吸気VTECエンジンで勝負を挑んだのだ。
7,600rpmという高回転で最高出力160馬力を発生し、軽量ボディ+高回転高出力NAエンジンの組み合わせは、走りのホンダをイメージ付けることに大きく寄与した。
スペックや価格
■サイズ:全長×全幅×全高=3,995mm×1,680mm×1,335mm(SiR)
■エンジン:直列4気筒 DOHC VTEC 1600cc B16A型(SiR)
■最高出力:160馬力/7,600rpm
■最大トルク:15.5kgm/7,000rpm
■ボディタイプ:3/5ドアハッチバック、4ドアノッチバックセダン
■トランスミッション:4速AT/5速MT
■価格:145万9000円(SiR)
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