こだわりの上級ハッチバック 徹底比較(2/4)

こだわりの上級ハッチバック 徹底比較
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レクサス最小のハイブリッド専用モデル

レクサス CT200hレクサス CT200h

レクサスブランドの中でもっともコンパクトな、4320mm×1765mm×1450~1460mmというサイズ。ISやLSとの共通性もあるフロントマスクやL字型リアコンビランプをはじめ、全体の造形にもレクサスらしいデザイン処理が随所に見受けられる。

ロングルーフシルエット、サイドに回り込んだリアウインドウなども特徴的だ。

パワートレインは、1.8リッターのアトキンソンサイクルエンジンとモーターを組み合わせた、ハイブリッド専用モデルである。

エンジンは73kW[99ps]&142Nm、モーターは60kW[82ps]&207Nmのスペックで、システム最高出力は100kW[136ps]となっている。

ノーマルとECOのほか、スポーツモードも選べる点がプリウスと異なり、選択すると加速フィールが上がるだけでなく、トラクションコントロールの介入が遅くなり、ステアリングの手応えも増す。また、トヨタのHVとして初めてパドルシフトを採用した点も新しい。リアをダブルウィッシュボーン式としたシャシーは接地性が高く、快適性の十分に確保された中で、引き締まった乗り味をもたらしている。

ステアリングはクイックで、応答遅れのない、積極的にドライビングプレジャーを感じさせる味付けとなっている。

さらに、標準サスでも十分にスポーティながら、専用の外観や足まわりを与えたFスポーツでは、より明快なスポーティテイストを演出している。

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MINIらしいカート感覚を継承

MINIクロスオーバーMINIクロスオーバー

MINIとして初の5ドア車である。全長は4105~4120mmと4mを超え、全幅は1790mmと、MINIとして初めて5ナンバー枠を超え、そして全高が1550mmと高めに設定されているのが特徴。

エクステリアは見てのとおり、ひとめみてMINIとわかるアイデンティティに加え、SUV的な感覚が与えられているほか、MINIの拡大版にとどまらず、ランプ類をはじめ、全体の形状やディテールにいたるまで、新たなチャレンジが多数見受けられる。

また、ボディやルーフ、ドアミラーのカラーコーディネートを非常に多彩な中から好みに応じて組み合わせることができるのも、MINIならではである。エンジンは、標準のMINIと同じく、すべて1.6リッター直列4気筒で、最高出力は、ONEが72kW[98ps]、クーパーが90kW[122ps]、ターボのクーパーSが135kW[184ps]と、出力の異なる自然吸気が2種類と、直噴ターボが1種類の3タイプ。

トランスミッションは全車で6速MT車と6速AT車が選べる。

また、クーパーSには「ALL4」と呼ぶMINI初の4WD車の設定があるのも特徴だ。車両重量がベースモデルよりも約200kg重いのが気になるところだが、ターボでは十分な速さが確保されており、自然吸気のほうも、踏み込んだ際のレスポンスにやや反応の遅れが認められるものの、動力性能自体にはそれほど大きな不満はない。

フットワークについても、ベースモデルに対して重く、重心も高いというハンデを持つものの、乗り心地はやや固めながら、ロールを抑えたMINIらしいカート感覚の楽しめる味付けとなっている。

MINIクロスオーバーMINIクロスオーバーMINIクロスオーバーMINIクロスオーバーMINIクロスオーバー

万能性とスポーティテイストの融合

ゴルフGTIアディダスゴルフGTIアディダス

ボディサイズは4210mm×1790mm×1460mm。もっともプレーンな形状で、ボンネットの低い、ややウェッジシェイプのフォルムを持つ。ウエストラインも低く、上の2台に比べてガラス面積が広い。

同限定車では、ボディカラーには専用のオリックスホワイトパールエフェクトを採用したほか、Bピラーのアディダスロゴ、LEDテールランプ、専用デザインの18インチアルミホイールなどが装備される。

ゴルフのエンジンは、1.2リッターと、1.4リッターが2種類、2リッターが2種類という、日本だけでも5タイプが導入されている。

GTIに搭載される2リッター直噴ターボエンジンの最高出力は155kW[211ps]で、280Nmの最大トルクを、1700~5200rpmという幅広い回転域で発生する。加速フィールも痛快そのもの。2リッター車には湿式クラッチを持つDSGが組み合わされるが、ダイレクト感が高い上、発進時や変速時のつながりもスムーズで扱いやすく好印象だ。

足まわりは、GTIのベースモデルでは18インチタイヤを選ぶとDCCとの組み合わせとなるところだが、同限定車ではDCCの付かない専用セッティングとなる。

タウンスピードでは、ややコツコツとした固さを覚えるものの、速度が増すにつれてフラットに落ち着いていき、コーナリングではゴルフの美点である、タイヤがしっとりと路面を捉え、一体感も高い。

ステアリングの反応は比較的穏やかながら、クルマの動きを把握しやすく、意のままに操れる感覚がある。

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デザイン・スペックの総評

価格やパッケージングは近いところにあるが、見た目も乗り味もテイストのまったく異なる3台。いずれもスポーティな感覚の演出を図っている中で、ゴルフ GTI限定車の、こなれた印象のあるまとまりのよさが印象的だった。10・15モード[JC08モード]燃費は、ハイブリッドであるCT200hが、 32.0[26.6]km/L~34.0[30.4]km/Lという圧倒的な低燃費を誇る。MINIクロスオーバーが、13.4[12.2]km /L(クーパーS ALL4/AT)~19.2[17.2]km/L(ONE/MT)ゴルフが、13.0[-]km/L(GTI)~17.0[-]km/L(トレインドライン)となっている。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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