300万円台で選ぶインポートクーペ 徹底比較(4/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
プジョー好きでデザインが気に入ったなら迷わず選ぼう
プジョーがRCZのようなクルマを世に送り出すとは、少し前であれば想像もできなかったのだが、かくして世に出たRCZは、異様なまでの存在感を放っている。同価格帯のライバルに対してもユニークさは際立つ。
また、実は308CCよりも価格が安い点もポイントだ。
このデザインが気に入った人はもちろん、プジョーに好感を持っていて、スポーティなクルマが好きだが、オープンでなくてもいいという人などにとっては、機構面でも全面的に新しいものが与えられていることも好要素で、迷わず選んでいいと思う。
乗り味についても、本格的なピュアスポーツではないが、プジョーが手がけたスポーティモデルとして期待されるものはしっかり身につけている。
また、高性能版の左ハンMT車が選べることも、ファンの期待にしっかり応えている。この濃密な内容でこの価格というのは、非常にお買い得ではないかと思う。
多くの人が待ち焦がれていたクルマは期待を裏切らない
BMWのクーペの末弟であること自体が大きな魅力のクルマといえる1シリーズクーペだが、これまで日本に導入されていたのは3リッターターボエンジンを搭載する最上級の135iクーペのみで、価格を考えるとおいそれとは選べなかった。
一方で、兄貴分の3シリーズクーペには、2リッター4気筒エンジンを搭載する320iクーペが存在し、しかもMTも選べた。手頃な120iにクーペがあるといいのにと思っていた人は少なくないはずだが、それがようやく出てきた。しかも、動力性能も燃費も向上した新エンジンを搭載している。
そして何よりも価格がありがたい。320iクーペ(AT)に対して94万円安で、120iのハッチバックに対しては21万円高でしかない。
求められるいろいろな要素を身につけた上での385万円という価格は、かなり魅力的だと思う。
こうなると惜しまれるのは、MTしか設定がないことだ。欲をいえば左ハンドル。120iクーペの価格、エンジンスペック、サイズ感でMTがあればいいのにと思っている人も少なくないはずだ。
アルファGTの完成形は購入を急ぐべし
前記のとおり、すでに生産は中止となり、在庫車のみの販売となっているアルファGTだが、このスタイリングが好みという人は少なくない。
しかしながら、このコンセプトを直に受け継ぐ後継モデルの情報も今のところ聞こえてこない。アルファGTのようなクルマを新車で手に入れられるのは、本当にラストチャンかもしれない。
登場から時間が経過しているので、古さを感じさせる面も散見されるのは否めないが、逆に時間が経過したからこそそれゆえに洗練された部分も多々あることを、今回このクルマに触れて確認することができた。
名実ともにアルファGTの完成形といえるだろう。このクルマが好きで仕方がない人は、急いでアクションを起こすべきではないかと、強くお伝えしたいところである。
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