スポーティMクラスハイルーフミニバン徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
「Mクラスミニバン」とか「5ナンバー・ハイルーフミニバン」と呼ばれる、全長4700mm以下、全幅1700mm前後のミニバンは、実に売れ筋のカテゴリーである。
今回は、日産のセレナハイウェイスター、ホンダのステップワゴンスパーダ、トヨタのヴォクシーZSという3モデルを集めた。この3台は、三つ巴のライバルといえる。
セレナとステップワゴンは、現行モデルが2005年5月に発売。この2台はしばらく毎月のように販売の順位が入れ替わるという状況が続き、興味深かった。その後、2006年6月にセレナにハイウェイスターが追加。ヴォクシー/ノアは、2007年6月にモデルチェンジし現行モデルに移行した。そして、2007年11月にステップワゴンが、2007年12月にセレナがそれぞれマイナーチェンジした。
「ハイウェイスター」というのは、もともとオーテックジャパンの企画だったが、非常に好評だったため、日産のカタログモデルに成長して現在にいたる。
ステップワゴンには、「スパーダ」というグレードが追加された。従来の2代目ステップワゴンのときに追加されたスポーティモデルのネーミングである。走りについても、セレナ・ハイウェイスターもステップワゴン・スパーダも、スタンダードモデルに比べて差別化されている。
ヴォクシーも今回持ち込んだのは、ZSというもっともスポーティな仕様で、こちらもエンジンやCVTの制御など、差別化されている。
3台のMクラスハイルーフスポーティミニバンの、それぞれのスポーティなキャラクターの演出について、あるいは3台をライバルとして比較するとどうか、という視点でチェックしていくことにしよう。
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