ヤリスクロス ハイブリッドにガチのライバル! 日産 新型ノート AUTECH クロスオーバー最大の強みは四駆性能にあり

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デビューから1年が経過したトヨタのコンパクトSUV「ヤリスクロス」だが、相変わらず長い納期待ちを伴う人気ぶりを誇っている。そんな中、ちょっと意外なライバルが日産から現れた。新型「ノート AUTECH クロスオーバー」である。ノート e-POWERをベースに、カスタムカー“AUTECH(オーテック)”ブランドの新型クロスオーバーモデルとして登場したのだ。車高をリフトアップし、SUVスタイルに変身した新型ノート AUTECH クロスオーバーは、ヤリスクロスのライバル車となり得るのか。改めて比較してみよう。
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  1. ヤリスクロス ハイブリッドの最上級グレード「Z」を強く意識した新型ノート AUTECH クロスオーバーの価格設定
  2. ノート AUTECH クロスオーバーの強みはe-POWER 4WDの後輪駆動力にあり
  3. ノート AUTECH クロスオーバーの弱点は「最低地上高」だ

ヤリスクロス ハイブリッドの最上級グレード「Z」を強く意識した新型ノート AUTECH クロスオーバーの価格設定

トヨタ ヤリスクロスは、コンパクトカー「ヤリス」のプラットフォームをベースに、専用の車体を与えたコンパクトSUVモデルである。1.5リッターガソリン車と同ハイブリッド車が用意され、それぞれに2WD(FF)と4WDを設定するワイドバリエーションぶりが自慢である。価格は179万8000円から281万5000円(消費税込み、以下同)だ。

対する日産 新型ノート AUTECH(オーテック) クロスオーバーはe-POWER(ハイブリッド)専用モデル。

“プレミアムスポーティ”をコンセプトに、コンパクトカー「ノート」をドレスアップした「ノート AUTECH」をベースに車高をアップ。外装にもSUVテイストの仕立てを加えたカスタムカーである。

新型ノート AUTECH クロスオーバーの価格は(FF)253万7700円/(4WD)279万6200円。ベースのノート AUTECHから比べわずか3万3000円高の設定は、ヤリスクロスの最上級グレード「Z」(ハイブリッド・FF)258万4000円/(同・4WD)281万5000円の価格帯を強く意識したものと思われる。

ノート AUTECH クロスオーバーの強みはe-POWER 4WDの後輪駆動力にあり

ノート AUTECH クロスオーバーの強みはe-POWER 4WDにある。ヤリスクロスのE-Four(4WD)は、後輪用に最高出力5.3ps/最大トルク52Nmの小型モーターを搭載し、発進時や登坂路、空転時などに駆動力を補助するものだ。

これに対しノートの「e-POWER 4WD」は、後輪用に最高出力68ps/最大トルク100Nmの高出力モーターを搭載。発進・加速時のみならず、高速走行時でも4WDの機能を果たす本格派だ。

悪路のみならず、通常の乾燥した舗装路でのコーナリングや、高速道での追い越し加速などにも後輪モーターの性能が大きく寄与する。モーター駆動ゆえガソリンエンジン車よりも緻密な制御が可能で、雪道など滑りやすい路面での安心感も高い。

およそ26万円差ではあるが、降雪地域以外のユーザーにとっても、積極的に選ぶ理由がある4WDモデルなのである。

前席重視のヤリスクロスに対し、後席の広さも新型ノート AUTECH クロスオーバーの美点

2台を乗り比べると、新型ノート AUTECH クロスオーバーの室内の広さも大きな美点となる。

ヤリスクロス自体も決して狭いクルマではないが、どちらかといえばシャープなスタイリングと前席の居住性を重視する割り切った設計という印象。特にファミリーなどで使う場合には、ヤリスクロスと新型ノート AUTECH クロスオーバーの2台の実車をしっかり乗り比べて検討したほうが良いだろう。

ノート AUTECH クロスオーバーの弱点は「最低地上高」だ

ヤリスクロスの最低地上高はFF・4WDともに170mm。これに対し新型ノート AUTECH クロスオーバーの最低地上高はFFで145mm、4WD(e-POWER 4WD)で150mmだ。

ベースのノートが120mm(4WDは125mm)だから、車高は25mmもリフトアップされているが、雪道でのわだちを乗り越えたり、悪路での段差などを走破する際には、150mmでは若干物足りない面もある。

なお同じ日産のコンパクトSUV「キックス」は170mmと、ヤリスクロス同等の地上高を確保。またミディアムクラスSUV「トヨタ RAV4」の場合では195~200mm(ハイブリッドは190mm)、「日産 エクストレイル」は205mm(ハイブリッドは200mm)となっている。このあたりは、ご自身の使い方によってしっかりと吟味したい。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:和田 清志・NISSAN・TOYOTA]

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。2021年春より編集主幹に就任。編集部の最古参として、編集記事のクオリティ管理、後進育成を担当している。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

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