トヨタ プリウス vs 日産 リーフ どっちが買い!?徹底比較(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
生まれ変わってより魅力が増した「プリウス」と「リーフ」の2台を徹底比較!
加速性能や居住空間の広さには、「この水準に達すれば十分」という一種の限度がある。
しかし環境&燃費性能と安全性は、求められる限界がきわめて高い。環境&燃費性能については、給油や充電を行わずに太陽光で走れる「ソーラーカー」が究極の姿だろう。
安全性も交通事故を皆無にできるまで進化を続ける。そして今日の車両開発は、低燃費と安全に集約されるようになった。クルマという商品が進化して熟成段階に入り、今後の進むべき方向が明確になったともいえるだろう。
その意味で注目されるのが、2015年11月に実施された「日産 リーフ」のマイナーチェンジと、12月に行われた「トヨタ プリウス」のフルモデルチェンジだ。両車ともに環境性能を追求した時代の最先端を走るクルマで、先ごろのモデルチェンジでは安全装備も充実させた。今回はこの2車種を比べてみたい。
トヨタ プリウス vs 日産 リーフ/エクステリア比較
ボディは両車とも3ナンバーサイズの5ドアハッチバックになる。
全長はプリウスが4,540mm、リーフは4,445mmだから95mm短い。全幅はプリウスが1,760mm、リーフは1,770mmでわずか10mmワイドだ。全高はプリウスが1,470mmで、リーフは立体駐車場を使えるギリギリの1,550mmだから80mm上まわるが、大きさは同程度と考えて良いだろう。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は両車とも2,700mmで等しい。
なのでプリウスは前後輪からボディが前後に張り出した部分が、リーフよりも長くなった。
外観は両車とも燃費の向上をねらって空力特性を重視している。斜め後方の視界はあまり良くないが、Cd値(空気抵抗係数)はプリウスが0.24、リーフが0.28とされ、優れた性能を達成した。
トヨタ プリウス vs 日産 リーフ/インテリア比較
内装は、プリウスが新型になってインパネ周辺の質感を向上させた。A以上のグレードに装着されるフロントコンソールトレイのホワイト加飾は、内装色がブラックだとコントラストが強すぎるが、先代型の樹脂素材を意識させる違和感は薄れた。
リーフは2010年12月の登場時点から基本デザインを変更していないが、モーターの出力と回生による充電を示すパワーメーター、リチウムイオン電池の残量計などは見やすい。
前席の座り心地は両車ともに快適。シートのサイズに余裕を持たせて腰の支え方も適度だ。
後席は両車とも腰が少し落ち込む座り方。プリウスは全高が1,470mmと低めで、天井を後方に向けて下降させたためだ。リーフは天井は高いが、床下に駆動用リチウムイオン電池などが配置され、床が少し高く設定される。そのために床と座面の間隔が若干不足した。
とはいえ大人4名の乗車を妨げる心配はなく、ファミリーカーとして使える居住性を備える。ボディの後部にはリアゲートが備わり、荷物の収納もしやすい。
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