輸入車コンパクトハッチバック 徹底比較(4/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
現時点でのBセグでベストチョイス
もともとマニアックなクルマであったプジョーが、理由はわからないが、日本市場において確固たるポジションを築いた。
207は、206の次期モデルとして正常進化の形であり、コンセプトは踏襲しているのだが、ボディサイズが大きくなり、明らかに上級移行した。時代の要請を受けてのことだろうが、今後のBセグのあり方を先んじて示唆したモデルなのだろう。
個性的なルックスであることはいうまでもなく、率直にいって、307よりも全体的に非常によいまとまりを見せる。それでいて、ファミリーユースにも十分に使えるクルマである。
この207もそうであったように、プジョー車のドライブフィールには独特の柔らかさがある。これはフランス車とドイツの大きな違いでもある。ペダル、ハンドル、シフト、乗り心地…など。このテイストが好みという人は、ドイツ車では納得できないはず。それでいて207は、ボディ剛性、足まわりのセッティングなども、欧州車に期待される面はしっかり備えている。現時点の世界のBセグにおけるベストチョイスに成長したように思えるのだ。
購入を躊躇させる部分が小さくなった
初代のMINIは、40年以上にわたって、改良こそされたが、モデルチェンジされず生産され続けた。しかし現代のMINIは、わずか5年で次世代に移行したことになる。
このデザインが好きな、あるいはMINIというブランドが好きな人にとっては、従来のままでも、少々の不具合は目をつぶって購入できたかもしれない。しかし、今回のモデルチェンジにより、たとえばスペースユーティリティや、快適性、使い勝手など、クルマとしての普遍性を求めるユーザーにとって、購入を躊躇する部分が減ったと思える。
ただし、ドライブフィールには“過剰演出”と思える部分も見受けられる。そのあたりがもっと洗練されれば、さらにいいクルマになるはずだ。このクルマに、過度に居住性や実用性を求めるのは、違うのではないかと思うところだが、まだまだ洗練されるべき余地はある。
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