スポーティMクラスミニバン 徹底比較(1/4)
- 筆者:
- カメラマン:島村栄二
リーズナブルな価格、5ナンバー枠に収まり背が高すぎないことによる扱いやすいボディサイズ、3列シートを持つ使い勝手のよさ、大きな不満のない走りなど、あらゆる要素をそつなく満たしているのがこのカテゴリー。ヤングファミリー層をメインに、幅広い年齢層をターゲットに安定した販売を見せている。
今回は、マイナーチェンジしたアイシスとラフェスタと、このクラスで人気の火付け役であり、2006年夏にややコンセプトを変えてモデルチェンジしたストリームという3台を取り上げた。
いずれも、従来あったクルマのままでは飽き足らず、何らかの付加価値を備えて個性的に進化したモデルである。
さらに、このクラスはミニバンといえどもスポーティ仕様モデルの人気が高い。よって今回は、アイシスのプラタナ、ラフェスタのハイウェイスター、ストリームのRSZという、それぞれのモデルのスポーティグレードを持ち込んだ。
アイシスは、ウィッシュと、ヴォクシー/ノアとの間を埋めるモデルとして登場。助手席側のBピラーをドアに内蔵させたことで、ドアを開けた際の大開口を実現した「パノラマオープンドア」が特徴。5月のマイナーチェンジでは、内外装の変更が行なわれた。今回持ち込んだのは、マーナーチェンジで追加された、充実装備を持つ新グレード“Uセレクション”。
ラフェスタは、ユニークなデザインをはじめ、登場時ではクラス唯一であった両側スライドドアや、大面積のガラスルーフ「パノラミックルーフ」などが特徴。ラフェスタの場合、ハイウェイスターであっても、走りに関する部分は他モデルと変わりない、エアロパーツを装着し、精悍なブラック基調のインテリアとするなど、スポーティなルックスを追求している。
このカテゴリーをメジャーな存在に押し上げたストリームは、2006年7月に2代目に移行した。基本パッケージをそのままに、より一層「走り」を強化してきた。RSZグレードは、ホンダ得意の「タイプR」のごとく、本格的に走りを追求したモデルである。
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