まるでおじいちゃんの家のようなあたたかさ! 佐野ラーメンの老舗「鈴木食堂」【昭和の風景を探す旅 VOL.4】

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失われつつある“昭和の景色”を求め日本を巡る「昭和の風景を探す旅」。第4弾は、古きよき昭和な街並みが残る栃木県佐野市で、半世紀以上にわたり地元に愛されてきたラーメン店「鈴木食堂」をお送り致します。懐かしい調度品で溢れた店内や店主の雰囲気、まるで実家や親戚の家に訪ねたような「あたたかさ」を感じました。

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目次[開く][閉じる]
  1. 昭和の風景を探す旅のアシは、おなじみのスカイライン!
  2. 佐野ラーメンとは?
  3. 佐野ラーメンの超老舗、鈴木食堂
  4. また来よう、来なくては、と思わせるお店

昭和の風景を探す旅のアシは、おなじみのスカイライン!

このコーナーでは昭和な風景を求めていろいろな場所に出かけていますが、昭和60年(あえて1985年とは言わない)の7代目R31型日産 スカイライン・セダン1800G(直4エンジン、5速MT、パワステ無し)に乗って行くこともしばし。昭和40〜50年代の旧車ではありませんが、昭和末期の絶妙なレトロ感にもマッチするのが魅力(?)です。足回り、エンジン、エアコンなど広範囲に手を入れて直しており、現在絶好調!

日産/スカイライン
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新車価格:
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中古価格:
32.9万円2,066.3万円

佐野ラーメンとは?

地域名を冠したご当地ラーメンの中でも、関東地方では知名度抜群の「佐野ラーメン」。歴史は大正時代まで遡ります。

栃木県佐野市にあった洋食屋に在籍していた中国人シェフから、青竹踏み製麺を伝授された小川利三郎氏が、昭和5年に開業した中華そば屋が始まりとのこと。長いこと地元のローカルラーメンとして隠れた存在でしたが、有名になったのは昭和の末期でした。

ゴルフ客が口コミで「佐野のラーメンは美味い」という評判を広めたため、町おこしとして「佐野らーめん会」が発足されて活動を開始。今やご当地ラーメンを代表する「ブランド」になり、現在では佐野市を中心に200軒以上の佐野ラーメン店が生まれています。

佐野ラーメンの特徴は、青竹踏み製法で作られた麺、醤油ベースのスープ、なるとやメンマ、刻みネギ、チャーシューなどのベーシックなトッピングですが、厳密な定義はなく、店によって麺の打ち方や種類、スープ、トッピングも実に多種多様。店ごとの味の違いを楽しむこともできます。

佐野ラーメンの超老舗、鈴木食堂

今回訪問したのは、佐野らーめん会に属する67店舗(令和元年8月現在)のひとつ、「鈴木食堂」。ズバリ、佐野ラーメンが今のような「ご当地フード」として脚光を浴びるかなり前から、ずっとこの地で経営している「超老舗」です。

佐野市の中心部から外れた県道沿いにひっそりと建っており、「手打ちラーメン」の小さな看板がなければ通り過ぎてしまいそう。ようやく見つけて駐車場にクルマを滑り込ませると、作られた古さではない「本物のレトロ(変な言い回しですが)」な建物が目に入ります。真新しい暖簾が、お店の元気さを示しているようでした。

味気の無いアルミサッシ扉をガラガラと開ければ(そう、木戸だけが昭和にあらず。高度成長期〜昭和50年代は、こんな“味気の無いサッシ”が主流だったのです)、店内も期待に違わぬレトロさ。昭和初期の家屋のような作りではなく、合板の壁、細工が施されたサッシのガラス、扇風機などに、昭和40〜50年代テイストが炸裂。そういえばウチの実家、こんな感じだなあ、って思う人も多いかと思います。

トドメが奥の座敷。和風の畳敷きにレース風のテーブルクロスをかけたテーブル、暖房にはやかんを載せた石油ストーブ……。こりゃー、完全に親戚のおうちです(笑)。

大きなチャーシューがウマイ!“チャシュウメン” 1000円

しかも、ここの店主がまた良いのです。まさに「親戚の家にいたおじいちゃん」のよう。かなりのご年齢だと察せられますが、注文をすると元気な声でカウンターの奥から顔を出します。優しい声で「チャーシュー、美味しいですよ、国産ですから」とオススメされたので、「大チャーシュー麺(この店ではチャシュウ麺)もいいなあ」と返したところ、「かなり大きいよ」とのこと。そこで、普通のチャーシュー麺(1000円)をチョイスしました。

待つことしばし、テーブルにチャーシュー麺が運ばれてきました。たしかに普通盛りでも十分な大きさです。透き通ったスープの上には、ほうれん草、なると、めんま、長ネギ、そして見るからに美味しそうなチャーシューが何枚も載り、麺が見えません(笑)。ごくりと唾を飲み込み、固めに茹でられた中太ちぢれ麺を箸ですくいあげ、むさぼるように口に運びました。むむ、これはウマイ。スープは甘めの醤油ベースで、濃すぎずさっぱりしすぎずの良い塩梅。店主オススメのチャーシューは味付けもよく、たしかに美味しかったです。

また来よう、来なくては、と思わせるお店

訪問日は寒かったこともあり、ラーメンの美味しさと店主のあたたかみにすっかり心も体も温まりました。今回はチャーシュー麺を頼みましたが、メニュー表にはタンメンや味噌ラーメンの文字も。頑張って働いている店主のためにも、ぜひまた来て美味しいラーメンを食べよう、と思いました。その時は座敷かなー。あっ、でも居心地よくて、長居しちゃいそうです!

今回のお店詳細

鈴木食堂

〒327-0805 佐野市犬伏中町1925

電話番号 0283-22-2293

営業時間 11:30~14:00 17:00〜20:00

月曜定休

▼懐かしのR31型スカイラインで今まで訪れた場所はこちら!▼

[筆者:遠藤イヅル]

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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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