ダイハツ 新型タント試乗|走り&先進安全装備はクラストップレベル! N-BOXから首位奪還なるか?(2/2)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:小林 岳夫
軽初の先進安全装備も! 自動駐車機能だって搭載するほど本気
さらに今、軽自動車でも見逃せなくなってきたのが安全系の装備。
タントではもちろん、最新世代のものが数多く搭載された。予防安全機能については従来7機能に加えて新たに3機能、運転支援機能についてはスマートアシストプラス全5機能で合計15機能が搭載された。
音声ガイダンスでメカオンチでも楽々操作
なかでも軽自動車初搭載のモノを2つ、紹介しておきたいと思う。
まず駐車支援技術「スマートパノラマパーキングアシスト」。テストをさせていただいたが、どちらもかなりシンプルな操作感が魅力。使い方を音声と画面で教えてくれるのもイイ。慣れればかなり使える技術だ。
つぎにハイビーム/ロービームを対向車の接近などに合わせて自動的に切り替えてくれる「アダプティブドライビングビーム」。欧州系高級車に搭載されている技術でもある。コーナリングランプも制御されるので、自動的に照射範囲が広がっていて、後方も見えやすくなっているのだとか。
いやはや、軽自動車、やっぱりスゴイ。輸入プレミアムだって、なかなかここまで備えられていないもの。
シニアの意見をそのまま反映! みんなにやさしい1台に
さらに今回、その凄さを実感したのが、シニア世代向けの介護までもを見越した装備のオプションが、本当に豊富に用意されていることだ。
実際に施設などに開発車両を持ち込み、グリップの持ちやすさや握りやすさ、体重移動のしやすさなどを徹底的にテストした福祉装備たちの数の多さ、きめの細やかさは多分、世界トップレベルだと感じた。
これこそ、プラットフォーム刷新のタイミングだからこそ、直接フレームに付けられるものを設計したり、またお得な価格設定ができたり、と、DNGAの恩恵を受けているのも素晴らしいと感じた次第だ。
これマジで軽? ってほどの走りに驚愕
さて一般公道の走りだが、これらもプラットフォームの良さが際立つものであった。
特に試乗シーンとなった千葉県では大型トラックの通行が多いため、轍など路面の荒れが頻発するのだが、それらへの収束が見事なのだ。
前輪は前輪で、後輪は後輪で、それぞれギャップをしっかりと吸収していなすので、車内がボワンボワンと揺り返さない。フレームがしっかりしたおかげで、サスペンションが自分の役割を正しく全うしているのだ。
さらにその印象はタントカスタムのほうが一歩上を行くフィーリングを得たのだが、実はサスペンションこそ同じだけれど、タントカスタムには低フリクション仕様のいいアブソーバーが入っているのだという。ちなみにタントは14インチ、タントカスタムは15インチが装着されるが、タイヤサイズ以上のこのアブソーバーが良いお仕事をしてくれるので、サイズアップに対する乗り心地への心配は御無用だ。
今や若い子育て世代だけではなく、シニアのダウンサイザーにも訴求する新型タント。誰もに優しいクルマを作れば平均点のクルマが出来がちなところだが、新型タントは平均点はおろか総合得点の高さで顧客の心を掴むはずだ。
[筆者:今井 優杏/撮影:小林 岳夫]
ダイハツ 新型タント 主要スペック | |||
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グレード名 | |||
価格[消費税込] | |||
全長 | |||
全幅 | |||
全高 | |||
ホイールベース | |||
駆動方式 | |||
車両重量 | |||
乗車定員 | |||
エンジン種類 | 12バルブDOHC横置 | 12バルブDOHC インタークーラーターボ 横置 | |
総排気量 | |||
エンジン最高出力 | |||
エンジン最大トルク | |||
トランスミッション | |||
使用燃料 | |||
JC08モード燃費 | |||
WLTCモード燃費 | |||
WLTC | |||
WLTC | |||
WLTC |
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