タフトは超ユーザーファースト! 欲しい機能だけを織り込んだ買いの一台だった【ダイハツ タフト試乗】(1/3)
- 筆者: 竹花 寿実
- カメラマン:小林 岳夫
押しも押されるSUVブームだが、その波は軽自動車界にも。これまでハスラーの独壇場であったが、ダイハツもタフトで参戦。かなり似ている! との声もあるが、乗ると中身は全くの別モノであった。一体タフトはどんなクルマなのか? 気になるポイントを解説!
実は50年前にもあった! タフトの知られざる歴史とは?
かつてダイハツは、1970年代にタフトという車名のオフロード4WDを販売していた。トヨタ版のブリザードというモデルも存在したが、この6月に発売した同名のモデルは軽自動車SUVだ。
ダイハツの軽SUVというと、クロスオーバーテイストに仕立てられていたキャスト・アクティバ(すでに生産終了)の後継モデルと考えてしまうが、そういうワケではないという。
どちらかというと、タフト(タフ・オールマイティ・ファン・ツールの頭文字)という車名が表しているように、「バックパックのようなクルマ」として開発された、アクティブに使い倒せるSUVなのだ。
走りはかなりイイ? 人気のロッキー譲りの本気のデキ
プラットフォームは、普通車SUVのロッキーにも採用されている新開発のDNGA(ダイハツ ニュー グローバル アーキテクチャー)を採用。メカニズム的にはほぼタントと共通だが、プロポーションは独特だ。スクエアなボディは、全高が1630mmと低く抑えられていながら、最低地上高190mmを実現。
さらに165/65R15という外径サイズが軽乗用車で最大となる大径タイヤを装着することで、最大のライバルになるであろうスズキ ハスラーともまた異なる、特異なシルエットとなっている。
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