元整備士イチオシ! パパ・ママ友に100万円以下で“ドヤれる外車”【ダディ×マミー】

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毎週元整備士である筆者が、お買い得価格で乗れる中古の外車をご紹介するこの企画。

つい高いと思われがちな外車でも、実は中古車になることで手の届きやすい存在だということをお伝えしていきます。

そんなとき、MOTA編集部のNさんが「なんかもうちょっと攻めた感じの、いかにもパパ・ママさんたちがシレッとドヤれる外車無いですかね?」って、いや、いくら中古車だからって、100万円以下だし…。

目次[開く][閉じる]
  1. 男なら一度は憧れる!? 中古車なら大排気量のアメ車だって100万円!
  2. ドヤポイント その1:分厚いドアと分厚いフロントマスク
  3. ドヤポイント その2:古き良きアメリカ感を残した味付け
  4. ドヤポイント その3:わかりやすくラグジュアリーなインテリア
  5. クライスラー 300Cを買うなら注意してほしいポイント
  6. 毎週水曜日はダディ×マミー!

男なら一度は憧れる!? 中古車なら大排気量のアメ車だって100万円!

なんて弱気なことは心の奥底にしまい、自分が整備士として触れたことのある車種の中から今回ご紹介するのは、クライスラー 300C(初代)です。

そうです。アメ車ですよアメ車! ドヤッ!

クライスラー 初代300Cは、2004年~2011年の間、日本では以外と長く正規販売され、アメ車らしい堂々としたルックスや充実した装備が魅力のラグジュアリーサルーンです。

日本に正規輸入されたモデルには、5.7リッター HEMI V8と3.5リッター OHC V6の2タイプエンジン、セダンとステーションワゴン2種類のボディタイプ。

特に、5.7リッターという大排気量のHEMI V8エンジンを搭載したモデルなら、アメ車らしいトルクフルで豪快な加速感を味わことができます。

▼前回の「パパ・ママ友に100万円以下でドヤれる外車」はボルボ V40▼

ドヤポイント その1:分厚いドアと分厚いフロントマスク

日本では、メーカーを問わず押し出し感の強いドヤ顔のミニバンが人気を集めていますが、2004年に登場した300Cは言わば元祖ドヤ顔。

強いアメリカ主張したかのような堂々としたフロントマスクは、これぞアメ車という迫力を感じます。

また、高いウエストラインと面積の小さめのウインドウが組み合わされることで、アメ車らしい“大きさ”と“頑丈さ”を上手く表現。

男らしさを求めるパパさんにおすすめ!

最新のアメ車にはない、独特の運転フィールを味わうことができるため、安く外車を買いたいけど男らしさは捨てたくないというパパさんにおすすめです。

ドヤポイント その2:古き良きアメリカ感を残した味付け

300Cに搭載されるHEMI V8エンジンは、ヘミスフェリカル(半球状)の燃焼室を持つクライスラーを代表するエンジンです。

OHVの大排気量HEMI V8エンジンは、高回転ではなく低回転に旨味があり、ダウンサイジングされた現代のエンジンにはないトルク(回転力)で走る感覚が味わえます。

一方、シャシーの一部にはメルセデス・ベンツ Eクラスのパーツを流用し、大味なアメ車っぽいゆったり感を残しつつも、スポーツセダンのようなしっかり感のある乗り味。クルマは速く走ってナンボというパパさんにもオススメです。

▼クライスラー 300Cの乗り心地や使い勝手をもっと知りたい! という方はコチラ▼

ドヤポイント その3:わかりやすくラグジュアリーなインテリア

クリーンに整えられたインテリアがモテはやされる現代的なインテリアとは異なり、分かり易い豪華さを演出。

メタルパーツやゴールドの加飾、ソファーのように分厚い本革シートなど、遠慮がなく潔ささえ感じるインテリアもアメ車らしい魅力です。

優雅に車内で過ごしたいママさんにもおすすめ!

もちろん、ただ豪華さを演出しているだけでありません。座り心地の良いシート、高いウエストラインで囲まれた車内空間は安心感があり、ひとたび乗り込めば上質なプライベート空間へ早変わり。

居心地の良さにこだわるママさんも納得の車内空間です。

クライスラー 300Cを買うなら注意してほしいポイント

並行輸入車に注意

正規販売店を介さず、別のルートで輸入された並行輸入車の中には、日本の法律に適合していない車両が紛れていることがあります。

例えば、日本の左側通行に適合しないヘッドライトなどが代表的で、モデルによっては左側通行用ヘッドライトが取り付けできないなんてこともあるのです。

流通量はあまり多くない

100万円前後という価格で手に入る高級外車である一方、日本で人気の外車は、やはり欧州車が主流のため、絶対的な流通量は決して多くありません。

安心して長く乗るためには、焦らずじっくり探すのがオススメです。

燃費…気にしちゃいけません

ハイブリッドやアイドリングストップなど、今や燃費性能はそのクルマの評価と人気を左右する重要な要素です。しかし、ロングストローク大排気量のアメ車には、低燃費という概念はありません。

8気筒のうち4気筒を休止させる機構を備えているとはいえ、5.7リッターV8エンジンの10・15モード燃費は6.4km/L。

実走行とはかけ離れていると言われる10・15モード燃費であることを加味すれば、実際の燃費は5.0km/Lを切ったとしても不思議ではないのです。

[筆者:増田 真吾]

毎週水曜日はダディ×マミー!

当企画では、「〜万円以下でパパ・ママ友にドヤれる外車」をテーマに、選定した外車(中古車/MOTA調べ)の魅力を「ドヤポイント」と称して、サクッと紹介していきます。

次の更新は3月18日(水)。次回もお楽しみにー!

▼パパ・ママ友に〜万円以下でドヤれる外車シリーズ最新TOP5はコチラ▼

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増田 真吾
筆者増田 真吾

和太鼓とROCKを愛する自動車ライター。国産車ディーラー、車検工場でおよそ15年自動車整備士として勤務したのち、大手中古車販売店の本部業務を経験。その後、急転直下で独立しフリーの自動車ライターに転身。国家資格整備士と自動車検査員資格を保有し、レースから整備、車検、中古車、そしてメカニカルな分野まで幅広い知見を持つ。昔の彼女が付けた肩書は「熱血太鼓車バカ」。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

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