キャデラック 新型 エスカレード[2015年モデル] 試乗レポート/金子浩久(1/4)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:小林岳夫
直線基調デザインの第四世代「エスカレード」が日本初上陸
最新の「キャデラック エスカレード」に乗った。直線的なウインドウグラフィックが特徴的なスタイルをした第4世代となる。
第3世代のエスカレードとの違いで最もわかりやすいのはリアウインドウの下のフチで、第3世代では角に丸味があるのに対して、第4世代はカチッと直線と直線が交わるカタチをしている。
さらに言えば、今度のエスカレードは第4世代の後期型に当たる。前期型は日本へは正規輸入されてはいなかったのだ。
だから、”カチッとエスカレード”は、並行輸入車を除けば、日本へは今回が初めての登場ということになる。
このフロントマスクを前にすれば、あのミニバンもハダシで逃げ出す!?
第3世代も、今度の第4世代も、キャデラック エスカレードといえば、その巨体と迫力満点のフロントフェイスが有名だろう。第4世代では、それらにさらに拍車が掛かっている。
日本のミニバンのフロントフェイスがイカつくなるのは最近の流行だけれども、エスカレードも負けていない。ご覧の通り、クロームメッキが施されたグリルは迫力満点だ。迫力だけでなく、今度のエスカレードでは、ヘッドライトにLEDがふんだんに採用されているのが大きな特徴となっている。ハイビームもロービームもLEDとクリスタルレンズが用いられ、ご丁寧にベゼル部分には“Cadillac”のロゴまで刻まれている。
長い歴史に裏付けられたエレガントさも兼ね備える
この縦型のヘッドライトの造形は、実はリアのテールライトの造形に対応したものだ。1940年代後半の、いわゆる戦後型と呼ばれるモデル以来、キャデラックは縦長の細いテールライトユニットを採用してきた。
キャデラックに限らず、欧米の高級車のテールライトは小さく目立たないものという不文律がかつてあった。それが高級車のエレガンスだからだ。
エスカレードのテールライトも、それを踏襲しているのである。そして、それに対応したのがヘッドライトで、一見するとイカつく見えるその形にもキャデラックの伝統にもとづいた理由があるのだ。
[スタイリングの迫力をさらに増す大径タイヤ・・・次ページへ続く]
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