キャデラック 新型 エスカレード[2015年モデル] 試乗レポート/金子浩久(4/4)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:小林岳夫
アメリカ人のライフスタイルが垣間見える快適装備
新型キャデラック エスカレードには、「CUE」(キャデラックユーザーエクスペリエンス)というタッチパネル式のマルチコントロールパネルが備わっている。英語のみだが、音声認識によって様々な操作を行うこともできる。電話を掛けたり、好きな音楽を呼び出したり、空調を整えたりするのも喋るだけで可能だ。
ブルートゥース機能も備わっているから、自分のスマートフォンを操作することだってできる。そのスマートフォンをセンターコンソールに置くだけで充電することだってできるのだ。
こうした機能は、最近のアメリカ人のクルマの使い方を忠実に反映したものだ。彼らは日本と較べると通勤や通学など、一度の移動距離が長くそれに伴って時間がとても長くなるので、車内で可能なことはなるべく車内で行いたい。飲食や音楽鑑賞などは日本と変わらないが、たとえば古典やベストセラーなどが朗読された「オーディオブック」と呼ばれるソフトを聞きながら通勤する人が多いことなども僕ら日本人には馴染みがなく、アメリカ人のカーライフを象徴している。
そうしたクルマの使い方をしている人が便利かつ快適に車内で過ごせるように考えられた装備や工夫がエスカレードにはいくつも備わっている。
キャデラックの世界観も込みで丸ごと愉しむべき1台
試乗では後輪駆動しか試すことがなかったが、他にパートタイムとフルタイムでの4輪駆動も選べるので、悪天候や未舗装の路面への備えは十分だ。
フレーム付きのシャシーなので、悪路走破と牽引のための走行性能も担保されている。強力なエアコンやマッサージ機能付き(プラチナムバージョン)の18ウェイシートなども長距離走行を快適にしてくれるだろう。
大型SUVに最新の装備を備え、各部分を豪華に仕上げたのがキャデラック エスカレードだ。現代のアメリカのラグジュアリーなカーライフが見事に反映されている。その世界観も一緒に楽しめる人には最高の一台だろう。
[レポート:金子浩久]
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キャデラック エスカレード プラチナム[2015年モデル] 主要諸元
全長x全幅x全高:5,195x2,065x1,910mm/ホイールベース:2,950mm/車両重量:2,650kg/乗車定員:7名/エンジン種類:V型8気筒OHV 直噴ガソリンエンジン(アクティブフューエルマネジメント:気筒休止システム付)/総排気量:6,153cc/最高出力:426ps(313kW)/5,600rpm/最大トルク:63.5kg・m(623N・m)/4,100rpm//使用燃料(ガソリン):無鉛プレミアム推奨(無鉛レギュラー使用可)/燃料タンク容量:98リッター/ハンドル位置:左 /走行・動力伝達装置 駆動方式:セレクタブルAWD/トランスミッション:6速AT/ステアリング形式:ラック&ピニオン式/サスペンション(前):ダブルウィッシュボーン式/サスペンション(後):5リンクリジッド/ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/タイヤサイズ(前/後):P285/45R 22/メーカー希望小売価格:12,490,000円[消費税込み]
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