【2024年】トヨタ ルーミーの価格や内装、納期まで最新情報をお届け|新型は早くても今年以降に登場予定だ
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:トヨタ自動車/MOTA編集部
トヨタ ルーミーは2016年に発売された、全高が1700mmを超える背の高いコンパクトカーです。ルーミーの売れ行きは好調で、販売ランキングの上位に入っています。
そんな人気のあるルーミーの価格や内装、スペックやおすすめグレードなどをカーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんが詳しく解説します。
ルーミーのおすすめポイント
・ボディが小さくて小回りも利き、視界も良いから運転しやすい
・スライドドアや広い荷室により、日常的な使い勝手が優れている
・収納設備が豊富で、特に子育て世代のユーザーは便利に使える
ルーミーのレビュー・評価
総合評価 3.0 ★★★☆☆
外観 | 3.0 | ★★★☆☆ |
内装 | 4.0 | ★★★★☆ |
走行性能 | 2.0 | ★★☆☆☆ |
運転のしやすさ | 5.0 | ★★★★★ |
乗り心地 | 2.0 | ★★☆☆☆ |
価格の割安度・燃費・維持費 | 4.0 | ★★★★☆ |
5段階採点の解説
外観
外観が特にカッコイイわけではありませんが、車内の広さが表現され、ホンダ N-BOXやダイハツ タントといった軽自動車の人気車種に似ています。
内装
内装は実用指向で、質感は特に高くないです。前席は快適です。後席は頭上と足元の空間は広いですが、座り心地はいま一歩です。
走行性能
エンジンは直列3気筒1Lで、ノーマルタイプの動力性能は最小限度です。操舵に対する反応は少々曖昧で、安定性も高くはないです。
運転のしやすさ
外観は水平基調で視界も良く、四隅の位置は分かりやすいです。全長は短く、最小回転半径も4.6m(標準ボディ)で運転しやすいです。
乗り心地
路上のデコボコを乗員に伝えやすく、乗り心地に粗さを感じます。足まわりがもう少し柔軟に動くと、快適性が高まります。
価格の割安度/燃費/維持費
ノーマルエンジンのWLTCモード燃費は18.4km/Lなので平均的な数値です。高機能な割に、価格も安く抑えられています。
総合評価の解説
今はホンダ N-BOX、ダイハツ タント、スズキ スペーシアなど、背の高い軽自動車の販売が好調で、ルーミーはその小型車版といえるでしょう。
後席を格納すると広い荷室になり、床を反転させると汚れ防止のシートが貼られているため、自転車など屋外で使った荷物も気兼ねなく積めます。
後席の座り心地は良くないですが、チャイルドシートを装着する使い方なら不満は生じません。
エンジンやプラットフォームは、コンパクトカーのトヨタ パッソなどと共通で、ノーマルエンジンはパワー不足です。ターボの動力性能は1.4Lエンジン並みですが、2500回転付近のノイズは少し耳障りです。
走行安定性も、危険を避ける時などは左右にあおられやすく、乗り心地にも硬さを感じます。その代わり視界が優れ、小回りの利きも良いため、街中では運転しやすいです。
良かった点
・後席を格納すると広い荷室になり、自転車も簡単に積める
・スライドドアが備わり、子供を抱えた状態でも乗り降りしやすい
・実用性を高める装備やシートアレンジが豊富で価格は割安
気になった点
・ノーマルエンジンはパワー不足でターボはノイズが大きめ
・危険回避を含めた走行安定性と乗り心地のバランスは良くない
・後席は足を前側に投げ出す座り方で、座面の柔軟性も乏しい
ルーミーの基本スペック・価格表
グレード | 駆動方式 | エンジン | トランスミッション | 価格(税込) |
X | 2WD | 1KR-FE(1.0L) | CVT | 156万6500円 |
G | 175万3500円 | |||
カスタムG | 192万4000円 | |||
G-T | 1KR-VET(1.0L・ターボ) | 187万4500円 | ||
カスタムG-T | 205万6000円 | |||
X | 4WD | 1KR-FE(1.0L) | 174万2500円 | |
G | 192万9500円 | |||
カスタムG | 210万円 |
ルーミーのボディサイズ
グレード | 全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース |
X/G/G-T | 3700mm | 1670mm | 1735mm | 2490mm |
カスタムG/カスタムG-T | 3705mm |
ルーミーは全高が1700mmを超える背の高いコンパクトカーです。ダイハツ トールをベースに作られたOEM(相手先ブランド製造)車となります。
全長は3700mm(標準ボディ)なのでトヨタ パッソと同程度で短いですが、天井が高いため、後席を畳むと自転車なども積めます。
後席側のドアはスライド式ですから、狭い場所でも乗り降りしやすいです。
今は軽自動車でも、ホンダ N-BOXやダイハツ タントなど、全高が1700mmを超えるスライドドアを備えた車種の人気が高いです。ルーミーの売れ行きも好調で、販売ランキングの上位に入っています。
ルーミーの燃費
WLTCモード | 市街地モード | 郊外モード | 高速道路モード | |
X/G/カスタムG(2WD) | 18.4km/L | 15.5km/L | 19.7km/L | 19.2km/L |
X/G/カスタムG(4WD) | 16.8km/L | 13.9km/L | 17.9km/L | 17.7km/L |
G-T/カスタムG-T | 16.8km/L | 12.7km/L | 18.4km/L | 18.3km/L |
ルーミーの発売日と納期の目安
ルーミーは2016年9月11日に発売されました。発売当時は同じくトヨタブランドから発売された「タンク」という車名の姉妹車がありましたが、2020年9月15日のマイナーチェンジ時にタンクは廃止され、ルーミーに一本化されました。
納期と今後のモデルチェンジ予想
トヨタ車は全般的に納期が長いですが、ダイハツが製造するOEM車は比較的短いです。ルーミーも約4か月に収まります。
ルーミーの発売は2016年ですから、フルモデルチェンジを実施しても良い時期ですが、今のところその予定は聞かれません。一新するとしても、2024年以降です。
最近の売れ行き&人気度
トヨタ ヤリス、トヨタ カローラ、日産 ノートの登録台数は、複数のボディを合計した数字ですが、ルーミーは単一ボディです。
ボディタイプ別の販売台数を算出すると、2022年の販売1位はホンダ N-BOX、2位がルーミーでした。
ルーミーのリセールバリュー
リセールバリューの5段階採点:3点
ルーミーは実用的なコンパクトカーで、販売も好調です。従って商品力は中古車としても高いですが、発売から5年以上が経過して、中古車市場にはルーミーが豊富に流通しています。
そのために数年後に売却する時の価値が、際立って高まることはありません。平均水準です。
ルーミーのおすすめグレード
おすすめグレード:G/標準ボディ(175万3500円/2WD)
実用的には価格が最も安いXグレードでも十分ですが、スライドドアの電動機能は左側のみで右側には装着されません。
LEDヘッドランプなどもオプションです。そこで中級のGグレードを選びます。価格はXグレードよりも18万7000円高いですが、実用装備が充実して買い得です。
ライバル車との比較
ルーミーのライバル車はスズキ ソリオです。ボディサイズはほぼ同じですが、2020年に登場したため、ルーミーに比べて設計が新しいです。
車両重量はソリオが80kgほど軽く、ノーマルエンジンの動力性能にも余裕を持たせました。動力性能、安定性、乗り心地、燃費は、ソリオが勝っています。
後席の座り心地もソリオが快適です。
その代わり収納設備や汚れを防止できる荷室の機能などは、ルーミーが上まわります。価格もルーミーが少し割安です。
ルーミーのカラーバリエーション
ボディカラー | 備考 | |
ワントーン | レーザーブルークリスタルシャイン | オプション価格3万3000円 |
ターコイズブルーマイカメタリック | ||
クールバイオレットクリスタルシャイン | オプション価格3万3000円 | |
プラムブラウンクリスタルマイカ | オプション価格3万3000円 | |
ファイアークォーツレッドメタリック | ||
ブライトシルバーメタリック | ||
パールホワイトIII | オプション価格3万3000円 | |
ブラックマイカメタリック | ||
2トーン | ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック | オプション価格5万5000円 |
ブラックマイカメタリック×パールホワイトIII | オプション価格7万7000円 |
ルーミーを販売店で試乗するときのポイント
ルーミーは、動力性能、操舵に対する車両の反応、安定性、乗り心地、エンジン音、後席の座り心地に不満を感じる場合があります。これらを販売店の試乗車で確認しましょう。登坂路も走り、パワー不足を感じた時は、ターボ(G-Tグレード、カスタムG-Tグレード)の試乗車も運転すると良いです。
その一方で、ルーミーのメリットとされるスライドドアの乗降性、荷室と収納設備の使い勝手なども確かめましょう。またソリオとの比較試乗も行って優劣を判断しましょう。
【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:トヨタ自動車/MOTA編集部】
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。