【2024年】日産 ノートの価格や内装、おすすめグレードまで最新情報をお届け|上質な内外装で万能なコンパクトカーだ

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日産 ノートは2020年に2代目モデルが登場しました。ノートのグレードは大きく分けてSとXの2グレードが設定されていますが、2023年2月現在Sグレードは受注停止中で、選べるのはXグレードのみとなっています。

そんなノートの価格や内装、スペックやおすすめグレードなどをカーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんが詳しく解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. ノートのおすすめポイント
  2. ノートのレビュー・評価
  3. ノートの基本スペック・価格表
  4. ノートの燃費
  5. ノートの発売日と納期の目安
  6. ノートのリセールバリュー
  7. ノートのおすすめグレード
  8. ノートのカラーバリエーション
  9. ノートを販売店で試乗するときのポイント

ノートのおすすめポイント

1. ハイブリッドは動力性能に余裕があり、加速は滑らかで静か

2. 水平基調のボディは視界が良く、最小回転半径も4.9mに収まる

3. 内外装は上質で居住性も優れ、実用性に加えて趣味性も高い

ノートのレビュー・評価

総合評価 4.0 ★★★★☆

外観

4.0

★★★★☆

内装

4.0

★★★★☆

走行性能

4.0

★★★★☆

運転しやすさ

5.0

★★★★★

乗り心地

3.0

★★★☆☆

価格の割安度・燃費・維持費

3.0

★★★☆☆

5段階評価の解説

外観

フロントマスクは緻密なデザインで、コンパクトカーとしては見栄えが上質です。水平基調のボディサイドも見飽きない印象です。

内装

液晶タイプの7インチディスプレイなど、メーター周辺は上質で見やすいです。

前席の座り心地も優れています。

走行性能

動力性能に余裕があり、操舵感も鈍さを感じさせません。

走行安定性を含めて、コンパクトカーでは走りのバランスが優れています。

運転のしやすさ

前方と斜め前側の視界は良好です。ボディ後端のピラー(柱)は少し太く、後方視界は平均的です。

小回りの利きは満足できます。

乗り心地

乗り心地は路上の細かなデコボコを伝えやすいです。

特に舗装の荒れた街中を時速40km以下で走ると、乗り心地に違和感が生じます。

価格の割安度/燃費/維持費

上級のXグレードの価格は221万1000円です。LEDヘッドランプは7万7000円、運転支援のプロパイロットは16万3900円といったセットオプションです。

総合評価の解説

ハイブリッド専用車で、ノーマルエンジンはありません。しかも2022年9月からベーシックなSグレードの受注を停止しており、2023年2月上旬に買えるのは、Xグレードと4WDのX・FOURグレードのみです。

そしてノートでは、XグレードでもLEDヘッドランプや運転支援機能がオプション設定ですから、これらを含めた合計額は、後述するように高くなります。

内外装は上質で、視認性や操作性も良いです。

ハイブリッドのe-POWERは動力性能に余裕があり、静粛性も満足できます。乗り心地は硬めですが、ステアリング操作に対する反応が正確で、下り坂のカーブも安定しています。スポーティな走りを味わえます。

注意したいのは、ノートの派生車種でノートより上級に位置するノートオーラが、機能や装備の割に価格を抑えたことです。ノートにオプション装備を多く加える時は、ノートオーラも検討しましょう。

ノートではSグレードを選んで装備をシンプルに抑えると、ノートオーラとは異なる低価格のメリットが生まれます。ただし前述の通り2023年2月上旬時点でSグレードは選べません。

良かった点

1. 運転のしやすいサイズと、上級クラスの上質感を融合

2. e-POWERでは、駆動はモーターが担当するので滑らかで力強い

3. 後輪を専用のモーターで駆動する4WDも用意されている

気になった点

1. ハイブリッドのe-POWERのみで、ノーマルエンジンは設定がない

2. 後席に不満はないが、先代型に比べて足元が少し狭い

3. 街中では乗り心地が硬めに感じられる

ノートの基本スペック・価格表

グレード

エンジン

トランスミッション

駆動方式

価格(税込)

S

1.2Lハイブリッドエンジン(HR12DE-EM47)

2WD

203万3900円

X

1.2Lハイブリッドエンジン(HR12DE-EM47)

2WD

221万1000円

S FOUR

1.2Lハイブリッドエンジン(HR12DE-EM47-MM48)

4WD

229万2400円

X FOUR

1.2Lハイブリッドエンジン(HR12DE-EM47-MM48)

4WD

246万9500円

ノートのボディサイズ

全長

全幅

全高

ホイールベース

ノート

4045mm

1695mm

1520mm

2580mm

ノートの燃費

WLTCモード

市街地モード

郊外モード

高速道路モード

2WD

28.4km/L

28.0km/L

30.7km/L

27.2km/L

4WD

23.8km/L

23.1km/L

25.8km/L

22.9km/L

ノートの発売日と納期の目安

現行モデルの3代目ノートは2020年12月23日に発売されました。

ノートの納期と今後のモデルチェンジ予想

販売店によると「ノートの納期は約6か月で、すぐに納車できる在庫車もあります」とのことです。

登場したのは2020年ですから、当分の間はフルモデルチェンジしません。注目されるのは受注を停止したSグレードの復活です。

Sグレードは203万9300円で、プロパイロットなどを装着しなければ、カーナビを備えても総額を220万円少々に抑えられます。

ノートの最近の売れ行き&人気度

2022年におけるノート(ノートオーラを含まない)の登録台数は、1か月平均で約5600台でした。日産の最多販売車種で、トヨタのアクアに近い売れ行きです。

ノートは今後も現在の売れ行きを保つでしょう。

ノートのリセールバリュー

ノートを数年後に売却する時の価値

リセールバリューの5段階採点:4点

ノートは設計が比較的新しいハイブリッド専用車で、内外装も上質に仕上げたため、前述のように販売は好調です。従って数年後に売却する時の条件も、コンパクトカーの中では優れた部類に入ります。

ノートのおすすめグレード

おすすめグレード:X(221万1000円/2WD)

ノート Xグレードの価格は、ハイブリッドでは割安ですが、運転支援機能のプロパイロットやLEDヘッドランプは標準装着されません。

メーカーオプションで用意され、その価格も含めた車両価格との合計額は約245万円です。カーナビまで含めると総額は約273万円に達します。

ライバル車との比較

ノートのライバル車は、価格帯も考慮するとトヨタ ヤリスハイブリッドG(214万5000円)、ホンダ フィットe:HEVホーム(217万5800円)になります。トヨタ アクアはノートオーラのライバル車です。

ヤリスに比べると、ノートは後席の居住空間に余裕があり、内装も上質です。乗り心地も上まわります。従って上質感で選ぶならノート、機敏な運転感覚や優れた燃費性能を重視するならヤリスです。

フィットと比べてもノートは内装が上質ですが、乗り心地は同程度かフィットが勝ります。後席の広さ、シートアレンジもフィットが充実しており、ノートにとっては強敵です。

ノートのカラーバリエーション

ボディカラー

カラーコード

2トーン

サーフグリーン×ダークメタルグレー

#XKZ

ビビッドブルー×スーパーブラック

#XEH

オペラモーブ×スーパブラック

#XGQ

モノトーン

ガーネットレッド

#NBF

サンライズカッパー

#CBC

サーフグリーン

#FAE

ステルスグレー

#KBY

スーパーブラック

#KH3

バーガンディー

#NBQ

オーロラフレアブルーパール

#RAY

ダークメタルグレー

#KAD

ピュアホワイトパール

#QAC

オペラモーブ

#NBZ

ブリリアントシルバー

#K23

ノートを販売店で試乗するときのポイント

ノートは乗り心地が少し硬いので、舗装の荒い街中を時速40km以下で走り、不満を感じないか確認します。登坂路ではアクセルペダルを踏み増して、3気筒エンジン特有のノイズを確かめましょう。

先代型から乗り替える時は、後席の広さもチェックします。

その一方で、ノートの特徴とされる上質な内外装、e-POWERの滑らかな加速、車庫入れや縦列駐車のしやすさなども試します。

【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:島村 栄二/茂呂 幸正】

日産/ノート
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新車価格:
229.9万円306.4万円
中古価格:
18.8万円344.6万円

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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