BMW 7シリーズ 海外試乗レポート(1/4)
- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:BMW Japan
居住性にベクトルを振った新型7シリーズ
メルセデスベンツSクラスやアウディA8、さらにはジャガーXJやレクサスLSなどが直接のライバルと考えられる、BMWきってのフラッグシップ・サルーンが7シリーズ。従来型のデビューは2001年だからそこからは「7年ぶりのフルチェンジ」。1977年誕生の初代モデルから数えると「5代目のモデル」という事になるのが新型だ。
標準とロングの2ボディを揃える新型7シリーズのサイズは、前者の全長×全幅が5,072×1,902mmという大きさ。すなわち、ボディサイズに関しては従来型から「殆ど変わりなし」と表現する事が出来るもの。
そうした一方で目を引くのがホイールベースで、こちらは一挙に80mmもの延長が図られている。ロングボディはそんな標準ボディに対して全長とホイールベースが共に140mm増し。単にリアドア部分が伸ばされただけでなくルーフラインも新たに引き直されているので、後席でのヘッドスペースは標準ボディの場合よりも10mmのプラスと、より居住性志向である事が明確だ。
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