BMW2シリーズアクティブツアラー試乗レポート/五味康隆(2/3)
- 筆者:
- カメラマン:小林岳夫 Text : 五味康隆
この国を深く理解し造られた、特別な日本仕様モデル
初のFFモデル「2シリーズアクティブツアラー」、その狙いの中心は、広い室内と優れた積載力を持つことにある。
ボディサイズは「2シリーズ」の名前からも予想できる通り、全長4350mm、全幅1800mm、全高1550mmの、BMW基準で言うところのコンパクトサイズ。日本の道路環境でちょうど良いともされるサイズでもあり、ギリギリではあるが立体駐車場適応サイズに納めているのが魅力だ。その影には、本国でオプション設定のスポーツサスペンションを日本仕様では標準装備にし、車高を落として1550mmの全高におさえた苦労もあるが、逆をいえばそれだけBMWが日本市場の様子や要求を理解して、クルマ造りと設定をしてくれているということでもある。
子育てファミリーだって、BMWの走りをあきらめない!
2シリーズアクティブツアラーの室内は、やはりアピールしている通り広い。特にセダンなどの通常モデルと比べると、運転のし易さや乗り降りのし易さを生む若干高めの着座位置を確保していながら、ヘッドクリアランスにかなり余裕があるのが魅力だ。
後席は全長4350mmの割には足がギリギリ組めるほどの膝回りスペースを確保しているのも注目だが、特筆すべきはヘッドクリアランスと130mmの前後スライド調整、そしてマイナス1.5度から28.5度の広角度リクライニング機能だ。
コレに加えて4:2:4で後席シートを分割し倒すこともでき、様々な形状の荷物を積む積載性と居住性のバランス調整が細かくできるのも非常に実用的である。また細かな要素だが、大きい床下収納があるのも魅力だ。
これらを踏まえると、2シリーズアクティブツアラーは子育て世代の方などで、BMWの走行性能や乗り味は好きだが、室内の使い勝手が懸念材料となり諦めていた方に、まず注目を頂きたいモデルということになる。
[BMWらしい走りは実現できたのか・・・次ページへ続く]
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