BMW 新型 1シリーズ 海外試乗レポート/日下部 保雄(3/3)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:BMW
新世代1.6リッターターボエンジンは低速からフラットなトルク特性
118iに搭載される1.6リッターターボエンジンの特性は、1000回転ちょっとのところからフラットなトルクが吐き出されるタイプで、BMWらしいパワーの盛り上がり感はあまりない。そのかわりハイギヤードな設定で低回転から高速までシフトしないでもグイグイと引っ張っていく。
4000回転ぐらいでトルク感は薄くなってくるが、5000回転以上は力を保ちながら回ってくれる。 試乗車の6速マニュアルシフトではどのギアでも走っていく粘り強さを持っている。
これならば、8速ATなら間断のないシフトでドライバーにも変速のショックを感じることはまずないに違いない。こちらにも早く乗ってみたい。また8速もあれば6速MTで感じるギヤレシオのワイド化に伴うトルクバンドに乗らない領域が少なく、どこからでも加速していきそうだ。
さて118iにはECO PROのスイッチがあって、これを操作するとエアコンの制御から始まって、アクセルの反応が鈍くなるばかりか同じアクセル開度でも出力がグンと下げられてECO運転をすることになる。正直なところ“コンフォート”に入れなおすとホッとするくらいだ。
“スポーツ”では更にアクセルの反応がシャープになり、“スポーツプラス”を選ぶとステアリングの操舵力も変わる。DSCは途中まで解除できるが、もう少し踏み込んだドライビングをするにはDSCをOFFにしなければならない。
シャシーはリアグリップが格段に上がってアンダーステアが強くなっているが、グリップの高い分だけ流れ出しはやや唐突だ。BMWお得意の前後50:50の荷重配分は、このような時はややシャープに感じる時もある。
気になる燃費性能だが、アイドリングストップ機構が標準装備だったこともあり市街地燃費が意外と良く、平均速度が高いとはいえ約18km/Lをマークした。高速燃費もほぼこれに準じている。
全てが新しく生まれ変わった1シリーズ、9月のフランクフルトモーターショーで披露された後、すぐにでも日本へやってきそうだ。
日本では120iと名称を変えた1.6リッターターボ+8ATからの展開になる。
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