BMW 新型 1シリーズ 海外試乗レポート/日下部 保雄(1/3)
- 筆者: 日下部 保雄
- カメラマン:BMW
ボディサイズは拡大したが、依然として扱いやすい
2002年に登場したBMWのエントリーモデル「1シリーズ」は、2010年には世界で100万台を超える販売台数を記録するBMWの大きな柱へと成長した。
その1シリーズが、今年秋に開幕するドイツ・フランクフルトモーターショーから第二世代としてフルモデルチェンジされる。それに先立ち、ドイツにて国際試乗会が行われたので、さっそくそのフィーリングについてレポートしていこう。
新型1シリーズの外観デザインのイメージは、成功作の現行型を踏襲しているように見受けられるが、実際にはすべてが一新し洗練された。
もちろん、一部で噂になっていたFFではなく、BMWらしいFRを採用しているのは言うまでもない。
1シリーズと言うと他にもクーペやカブリオレのラインナップもあるが、今回フルモデルチェンジされたのは5ドアハッチバック車のみ。また国際試乗会に準備されたのは1.6リッターターボの118iのみだった。会場ではほかにも魅力的なディーゼルモデルの用意もあったが、こちらは日本には導入される予定はない。
さて、すべてを一新した新型1シリーズだが、ボディサイズは全長で85mm、全幅で17mm、ホイールべースで30mm拡大されている。特にトレッドはフロントで51mm、リアで72mmの大幅に広げられており、現行の1シリーズよりもひと回り大きくなっている。それでも全長4324mm/全幅1765mmのボディサイズは、依然として日本でも使いやすいことに変わりはない。
118i(日本では120iか?)に搭載されるエンジンは、直列4気筒の1.6リッターツインスクロールターボで、直噴、吸排気バルブタイミングコントロールのW-VANOS、可変バルブリフトのバルブトロニックとBMWらしい技術が満載だ。
最高出力は170PSで、最大トルクは250Nmを1500~4500回転までの広い範囲で出している点が特筆される。
搭載されるトランスミッションは6速MTか8速(!)ATだが、日本ではMT販売の予定はない。それにしても、1シリーズにして8速ATとは驚きだ。ただし試乗した車両はすべて6MTだったが。
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