ベントレー・コンチネンタルGT V8 試乗レポート/金子浩久(1/3)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
まさに光栄。世界に先駆けコンチネンタルGT V8に試乗
恐れ多いことに「世界で初めて」(ベントレージャパン・マーケティング担当者談)試乗することができた。
ただし、場所は神奈川県大磯プリンスホテルの広大な駐車場。タネを明かせば、このコンチネンタルGT V8と、日本市場デビューとなるフルモデルチェンジしたGTCを、ベントレーのセールスマントレーニング会で、同じプログラムを体験することができたのである。
来日した開発責任者のポール・ウイリアムズ氏と、マーケティング責任者のロビン・ピール氏へのインタビュー記事にも書いたように、コンチネンタルGT V8は、6リッターW型12気筒エンジンを搭載するこれまでのコンチネンタルGTから単に気筒数を減らし、排気量を小さくしただけの追加モデルではなさそうだ。
新たにガソリン直噴と可変気筒停止システムを採用し、オートマチックトランスミッションも、ベントレー初となる8速に改められており、ふたつのターボチャージャーも専用のものが新設計されている。
V8が単なる小排気量版なのか、あるいは新しい時代の新しいコンチネンタルGTなのか?それを確かめる機会にとても早く恵まれたというわけである。
ベントレーのセールスマントレーニング用のプログラムは、専門のドライビングインストラクターによって設営されたものだった。
120km/hまでの全開加速と、フルブレーキング、スラローム、ダブルレーンチェンジの3つを、GTとGT V8、あるいはGTとGTCを比較しながら走行していく。
「えっ!? 駐車場で120km/h出すの?」そう驚くかもしれないが、大磯プリンスホテルのL字型の駐車場の端からスロットルペダルを全開にすれば、約3分の1ぐらい進んだところで、予め設定しておいた警告音がポ~ンッと鳴る。
スロットルペダルを戻し、フルブレーキングではなくとも8割ぐらいの強さで踏み込めば、余裕を残しながら地面に沈み込むようにしてコンチネンタルGTは停まった。
次の周に、今度は意図的にフルブレーキングを試みたところ、停止するまでの距離は3分の2ほどまでに縮み、タイヤが路面を擦り、ABSの作動音が小刻みに反響した。ハンドル操作が効く代わりに制動距離が延びるようなABSではもちろんない。微妙なペダルコントロールも行えるのが印象的だった。
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