そのフェイスはまるで「R8」!?アウディ 新型TTを北海道・十勝スピードウェイで試す!(3/3)
- 筆者: 桂 伸一
- カメラマン:茂呂幸正
ハイスピード下においても優れたクワトロの制御を実感
TTは「230ps/37.7kgm」、TTSは「286ps/38.8kgm」。その出力差は、こうして全開走行した際に加速の違いとして感じ取れる。
単純に1キロのストレートスピードで比較するとTTが5速200km/h、対してTTSは212km/hまで延びる。どちらも回転は6,000rpmを上回る途中で6,800rpmのリミットに向けて増速中。一方、クルージングの6速は100km/hで2,500rpmと、スポーツカーらしくいつでも加速体制に移れるギア比設定。
走行モードが5つ選べるが、サーキットの全開走行ではそこを見る余裕はなし。
アウディ側からは「ここはサーキットではなく、一般公道を想定して試乗、確認してください」。だが、それを実践したのは最初の1~2周のみ。せっかくのサーキットでは誰もが全開でカッ飛んで行く。
もちろん、スポーツカーにとってはそれが当たり前。一般公道で試乗しながらクワトロでオーバーステアなど、よほど酷い条件でなければまず経験できない。
ハイスピードの状況下でクワトロがここまで優れている事を確かめられたのは、自身にとってもクルマを探る際の基準が変わる。
より安全、かつ快適になっていく世界のスポーツカー、果たして日本は!?
適度にタイトなコクピットへと滑り込む。
新たな機能「バーチャルコクピット」は、通常のメーターパネル部に12.3インチのデジタルディスプレイを配置。速度や回転などメーターの情報とインフォテイメントシステムの機能も統合。
普通にメーターに視線を落とす感覚で、これからは鮮明な地図情報も得られる。
ステアリング上のスイッチの他、音声から情報を得る事も、日本はともかく200km/hが日常のドイツでは、こうした機能が特にスポーツカーでは活きるのだろう。
世界のスポーツカーはますます速く、快適で安全に。果たして日本は太刀打ちできるのだろうか?と2Lターボの“コンパクト”な一台から、世界の流れを見せつけられたように思う。
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