今こそアルファ ロメオを愛でたい! 110周年を迎えた老舗イタリアブランド「ステルヴィオ」「ジュリア」が刷新
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:FCAジャパン
イタリアの老舗ブランド“Alfa Romeo(アルファ ロメオ)”が2020年6月に創立110周年を迎えた。そんな記念すべき年に、主力モデル「ステルヴィオ」と「ジュリア」のラインナップがリニューアルした。情熱的な走りや魅惑のスタイリングに加え、最新のADAS(先進運転支援システム)を搭載し、もはや全方位敵なしの状態だ。そんな最新アルファをサクッと解説する!
多彩なラインナップを誇るアルファ ロメオの主力2モデル
創立110周年を迎えたイタリア・アルファ ロメオのプレミアムSUV「ステルヴィオ」とスポーツセダン「ジュリア」が、2020年10月3日に一部改良を実施した。
ADAS(先進運転支援システム)がアップデートされ、アダプティブクルーズコントロール(ACC)にハイウェイアシストシステム(HAS)が追加されるなど自動運転レベル2の機能が揃うのは、アルファ ロメオでは初めてのことだ。
ボディサイズは、ステルヴィオが全長4690mm×全幅1905mm×全高1680mm(SPRINT)。ジュリアは全長4645mm×全幅1865mm×全高1435mm(SPRINT)。
それぞれ2.2リッターターボディーゼルと、2リッターガソリンターボエンジンを用意。ステルヴィオは全車が4WD(四輪駆動)。ジュリアはFR(後輪駆動)を基本に4WDモデルも用意する。
追加された新グレードの名は「SPRINT(スプリント)」。
「ステルヴィオ2.2 TURBO DIESEL Q4 SPRINT(ターボ ディーゼル Q4スプリント)」と「ジュリア 2.0 TURBO SPRINT(ターボ スプリント)」が、それぞれ追加されている。
SPRINTにはバイキセノンヘッドライトや18インチアルミホイール、6ウェイ電動調整機能付ナチュラルレザーシート、タッチディスプレイ付Connectシステム、デュアルゾーン式フルオートエアコン、アクティブブラインドスポットアシストなどが標準装備。さらにステルヴィオ 2.2 ターボディーゼル Q4 スプリントには、ハイウェイアシストシステムやトラフィックジャムアシスト、トラフィックサインレコグニション、インテリジェントスピードコントロールなどが備わる。
価格はステルヴィオ2.2 TURBO DIESEL Q4 SPRINTが589万円、ジュリア 2.0 TURBO SPRINTが460万円(共に消費税込)と、各モデルで最も廉価なエントリーグレードに位置付けられる。
アルファ ロメオ クアドリフォリオのアツさにも注目
いっぽう、最強モデルとして独立している「クアドリフォリオ」にも注目したい。クアドリフォリオ(四つ葉のクローバー)は、1923年のレーシングマシンに掲げられた栄光の紋章だ。現在も最高峰のモデルにのみ付けられる。
ステルヴィオ クアドリフォリオに搭載されるV型6気筒 2.9リッター DOHC 24バルブ インタークーラー付きツインターボエンジンは、最高出力510ps、最大トルク600Nm! Q4 電子制御式4輪駆動システムと組み合わされ、50:50の前後配分を実現させている。価格は1232万円。
セダンモデルのジュリア クアドリフォリオも同様の性能だが、こちらはFR! 価格は1174万円だ。想像するだけでアツいハイパフォーマンスぶりは、イタリアンスポーツモデルならでは。
ベーシックながら充実した内容のスプリントと、激し過ぎるクアドリフォリオ。どちらも現代のアルファ ロメオを象徴する2モデルなのだ。
[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]
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