最新パワートレインに生まれ変わった新型「ボルボ S60 ポールスター」[「Drive-E」2.0ターボ・367ps] 試乗レポート(1/5)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:茂呂幸正/ボルボ・カー・ジャパン
ボルボのワークスチューナー「POLESTAR(ポールスター)」
ボルボは「安全なクルマ」と言うイメージが強いが、実はモータースポーツにも非常に積極的だ。かつてグループAに参戦した240ターボは、四角い武骨なスタイルながら圧倒的な速さで、「空飛ぶレンガ」と呼ばれていた。
そんなボルボのワークスチューナーが「POLESTAR(ポールスター)」だ。ポールスターとボルボのモータースポーツの協力体制は1996年から。STCC(スウェーデンツーリングカー選手権)やWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)などのモータースポーツのみならず、ボルボと共同開発のコンプリートカー「S60/V60ポールスター」やボルボのほとんどのモデルで設定されるパッケージオプション「ポールスターパッケージ」などの開発も担当している。
ポールスターはこれまでボルボと密接な関係ながらも資本関係を持たない「公式パートナー」という立ち位置だったが、2016年の7月にボルボがポールスターの株式を100%取得、正式な「ワークスチューナー」となった。
直6に代わり新世代「Drive-E」パワートレインとなった“新” S60/V60ポールスター
2014/2015年に台数限定で発売された初のコンプリートモデル「S60/V60ポールスター」は、ボルボ伝統の「直列6気筒」をベースにした専用エンジン(350ps/500Nm)を搭載。直列6気筒らしいスムーズな回転、伸びの良さ、サウンドなどが高く評価されていた。
しかし、ボルボは「100%自社開発」、「4気筒以下」、「排気量2.0L以下」、「高度な電動駆動化」にも対応と言う新パワートレイン戦略「Drive-E」を掲げ、すでにこれらのパワートレインへの移行はほぼ完了。当然、ポールスターもこの「Drive-E」をベースにしたユニットに移行するのは当然の流れである。
それが今回紹介する“新” 「S60/V60ポールスター」だ。
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