トヨタ マークX G's(G SPORTS) 試乗レポート/今井優杏(1/2)
- 筆者: 今井 優杏
「走りの楽しさ」「操る喜び」を追求したマークXがG’sシリーズとして登場!!
もし、あなたが今トヨタ車の購入を検討していて、その車種にスポーツコンバージョンシリーズである「G SPORTS」(G’s)がラインナップされているのなら、迷わず「G’s」を選んで間違いはない。
多くの人の目に触れる公式な場で、こんな風に誤解を恐れず断言出来るのにはちゃ~んと理由がある。「なんでそんなことオマエに決めつけられなアカンねん」と鼻白む方々もおられるだろうが、そこはぐっとこらえてひとつ以下を読んでもらいたい。
そもそもG’sとは、MR-Sが発売中止となって86が発売されるまでに5年間続いた“スポーツカー絶滅状態”を、当時まだ副社長であった豊田章男氏が嘆き、「自動車メーカーとしてこんな体たらくじゃイカン!」と発足したスポーツパーツ特装車シリーズである。
名だたる世界の自動車メーカーにおける社長のなかでも、群を抜いて“クルマ好き&走り好き”で知られる豊田氏は「何とかしてクルマ好きのお客様の期待に応えなくては」と奮起、「Gazoo Racing」を自ら率先しニュル24時間レースを始め多くの自動車レースに参戦、また自ら車両テストにも参加。そして、そこで得た経験からクルマの“味づくり”を探求した結果、「G’s」と今や大盛り上がりを見せる新しい世代のスポーツカー「86」(ハチロク)が誕生したのだ。
ううむ、ドラマである。
というわけで、G’sはトヨタ入魂のグレードであるからして、
① ベースとなる車両の設計から材質まで、まさに隅々まで知らぬところのないトヨタ社内で、
② 「走りのトヨタ復活」を願う開発陣がプライドをかけ、サーキットを走り倒してハンドリングをみっちり探求し、
③ しかもおんなじ工場で作っているから、ラインが分散せず開発~装着にかかるコストも抑えられ、
④ オマケにトヨタ車だからこその手厚い品質保証もアタリマエ!
という、なんともカモがネギ背負って鍋まで担いでやってきたような(?)、超おトク車なのである。現在、G’sとしてラインナップされている車両は「ノア・ヴォクシー」「ヴィッツ」「プリウス」、そしてこの夏(2012年8月)にマイナーチェンジが施された新型「マークX」。
さらに、11月12日にはアルファード・ヴェルファイアにもG’sが新たに設定されることが9月に発表されたばかり。富士スピードウェイにて開催された試乗会では、様々なG’sのフルラインナップに試乗が許されたのだが、今回は新型マークX G’sについて、次頁にていよいよ試乗レビューをお届けする。
(近日中に、発売直前の「アルファード&ヴェルファイア G’s 試乗レポート」も掲載予定ですので、ぜひお楽しみに!)
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