トヨタ エスティマ vs ホンダ オデッセイ どっちが買い!?徹底比較(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
内外装が上質なLサイズのミニバンに乗りたいが、トヨタ「ヴェルファイア&アルファード」では外観の存在感が強すぎる。適度に洗練された上級ミニバンが欲しい。
このようなニーズに適するのがトヨタ『エスティマ』だ。ヴェルファイア&アルファードがかつて憧れの対象とされたトヨタ「クラウン」なら、エスティマは少し抑制を利かせたトヨタ「マークII」に相当する。
そしてミドルサイズの「ヴォクシー/ノア/エスクァイア」は「コロナ」と「カリーナ」、人気の高いコンパクトな「シエンタ」は「カローラセダン」を思い出させる。
今トヨタのミニバンは、セダンが日本車の主役だった時代を巧みに踏襲することで高い支持を得た。トヨタならではの市場戦略に基づく車種構成だ。
そこで今回は、2016年6月6日にマイナーチェンジを受けたエスティマと、ライバル車になるホンダ「オデッセイ」を比べたい。両車ともに後席側のドアがスライド式で、広い室内を特徴とする。
エスティマのマイナーチェンジの内容は、2016年6月6日に新型車解説を掲載した。現行型は2006年の登場だから既に10年を経るが、フロントマスクに大幅な変更を加えて今日のトヨタ車に共通する顔立ちに仕上げ、内装の質も向上させた。エンジン性能や燃費に変更はないが、V型6気筒の3.5リッターは廃止して、直列4気筒の2.4リッターとハイブリッドとしている。
足まわりには手を加え、ボディの捩れや歪みを効果的に抑えるフロントパフォーマンスダンパーを標準装着、あるいはオプションで用意した。
そして安全装備は、緊急自動ブレーキを作動できるToyota Safety Sense C(トヨタセーフティセンスC)を全車に標準装着する。
それでも売れ行きは好調で、注意点としては納期が長引いた。契約から納車までの期間は、ノーマルエンジン車が2か月半から3か月、ハイブリッドは3か月半から4か月で、新設定された2トーンカラーは約半年だ。2016年6月に契約しても、納車は11月下旬から12月になる。
オデッセイは新型車ではないから、ノーマルエンジンは1か月、ハイブリッドでも2か月で納車できる。オデッセイの外観はミニバンの定番的なデザインだ。
ボディサイズはエスティマの全長が4820mm、全幅は1810mm、全高は1745~1760mmになる。
オデッセイは全長が4830mm、全幅はアブソルートが1820mmで標準ボディは1800mm、全高は1685~1715mmだ。
ほぼ同じサイズだが、オデッセイは低床プラットフォームの採用で全高が約60mm低く、なおかつ室内高はエスティマを70mmほど上まわる。オデッセイは空間効率が優れている。
取りまわし性は両車とも良好とはいえず、購入するなら試乗車で縦列駐車などを試したい。
特にエスティマはフロントウインドウを寝かせたので、感覚的にボディの先端位置が分かりにくい。最小回転半径はオデッセイが5.4mで、エスティマはノーマルエンジンが5.9m、ハイブリッドは5.7mだ。ヴェルファイア&アルファードの5.6~5.8mよりも大回りで、基本設計の古さを感じる。
勝者:オデッセイ
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