トヨタ エスティマ vs ホンダ オデッセイ どっちが買い!?徹底比較(3/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
エンジン性能/燃費/エコカー減税比較
エスティマは2.4リッターのノーマルエンジン、ハイブリッドともに動力性能と燃費をマイナーチェンジの前から変えていない。ノーマルエンジンの最高出力は170馬力(6000回転)、最大トルクは22.8kg-m(4000)回転だ。
オデッセイは標準ボディが搭載するベーシックなポート噴射が175馬力(6200回転)/23kg-m(4000回転)。アブソルートが搭載する直噴式は190馬力(6400回転)/24.2kg-m(4000回転)になる。
エスティマとオデッセイのポート噴射では、性能に大した差はない。オデッセイアブソルートの直噴式は、4000回転を超えた領域の加速が活発だ。売れ行きはアブソルートが圧倒的に多いので、オデッセイがパワフルという見方も成り立つ。
ただしオデッセイの直噴エンジンは、ノイズが少し気になるので注意したい。
JC08モード燃費を2WDで見ると、エスティマは11.4~11.6km/L。オデッセイのポート噴射は13.4~13.8km/Lで、直噴式は13.6~14km/Lだ。オデッセイの燃費数値が18%ほど優れる。エスティマのエンジンは設計が古く、アイドリングストップも装着されないので燃費は良くない。
エコカー減税でもエスティマは不利。2.4リッターのノーマルエンジンは該当しない。オデッセイは自動車取得税が40%、同重量税が25%軽減される。
一方、ハイブリッドは、オデッセイがアコードと同様のシステムを使う。2リッターエンジンは主に発電機の駆動を担当し、限られた高速走行時を除くと、駆動はモーターが担当する。だから加速感が滑らかでノイズも小さい。
ハイブリッドのJC08モード燃費はエスティマが17~18km/L、オデッセイは24.4~26km/Lだ。オデッセイの燃費数値が勝るが、駆動方式は2WDのみで4WDは選べない。エスティマハイブリッドは後輪をモーターで駆動する4WDのみだから、燃費の違いも差し引いて考える必要がある。
エコカー減税は、ハイブリッドについては両車とも免税だ。
勝者:オデッセイ
安全装備比較
エスティマがマイナーチェンジで緊急自動ブレーキを新たに採用したが、主にコンパクトな車種を対象に開発されたToyota Safety Sense Cになる。センサーには赤外線レーザーと単眼カメラを使うが、歩行者を検知しない。衝突の危険が生じた時の警報は時速100km以上でも作動するが、緊急自動ブレーキが働くのは時速80km以下だ。
一方、オデッセイはHonda SENSING(ホンダセンシング)を採用。ミリ波レーダーと単眼カメラを併用し、歩行者を検知して高速度域でも緊急自動ブレーキを作動できる。
さらに車間距離を自動制御しながら追従走行できるクルーズコントロールも備えた(作動速度は時速30~100kmで全車速追従ではない)。制限速度や一時停止の道路標識を検知してディスプレイに表示する機能も備わり、安全装備はオデッセイが先進的だ。
勝者:オデッセイ
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