日米で話題の新型カムリでトヨタの大きな“悩み”は解決するのか(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
日本以外では通用しない“クラウン”と“マークX”
デトロイトショーでワールドプレミアされるや「カッコいい! 発売はいつ? 価格は?」と、大きな話題になっているトヨタの新型カムリだけれど、間もなく日本でもフルモデルチェンジが行われる。搭載されるパワーユニットは従来型と同じ2500ccのハイブリッド。果たして売れるだろうか?
新しいカムリ、トヨタにとっても大きな意味合いを持つ。今やガラパゴス的な車種になってしまったクラウンやマークXは、トヨタ的に大きな悩みの種になっているという。この2車種、日本以外じゃ全く通用しない。かつてアメリカ輸出も考えたようだけれど、実車を見せたら酷評だったそうな。
アメリカの小型車が世界的に酷評されているのと同じく、アメリカ車っぽいデザインの中型車は世界的規模で競争力が無いのだった。
当然の如くトヨタとしちゃ「止めたい」と思っていることだろう。かといって台数的には無視出来ず。そんな「苦悩」がマークXの9年目のマイナーチェンジになった。
トヨタにとって難しい判断を迫られた選択肢の一つ
とはいえTNGAに向かって突っ走ろうとしてる中、今のまま生産を続けることも難しく、早ければ2年。遅くとも4年後にはフルモデルチェンジさせなければならない。
もちろんレクサスISというマークXの兄弟車も存在するけれど、ISも販売台数は世界的に伸び悩んでおり成功にはほど遠い。トヨタにとって難しい判断を迫られるワケです。
そんな状況の中、選択肢の一つが後輪駆動を止め日本人好みの「お化粧」をした新型カムリへの引き継ぎだ。
マークXのユーザー層を新型カムリが引き受けてくれたら何の問題も無し。レクサスISもFF化するか、そのまま絶版にすればいいだろう。
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