トヨタ アクア 徹底検証 試乗レポート/清水草一(1/3)
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:フォッケウルフ
納車から1ヶ月。見えてきたこととは?
まず、「世界最高」とされている燃費。これは正直、期待外れです。
これまでの平均燃費はリッター21キロ。車載燃費計だと22キロだけど、5%くらい誤差があるので、実際には約21キロです。
この実燃費は、プリウスとほとんど変わらない。JC08モードなどのカタログ燃費では、プリウスを10~15%上回っているアクアだけれど、実際には「プリウスとほとんど同じ」と言ってしまっていいだろう。
ただ、信号待ちの多い、混雑した市街地では、それなりに強みは出る。都内でリッター24キロ。先日は中央道の自然渋滞(10キロ)で、リッター48.9キロ(車載燃費計の数値)という驚異的な燃費も記録しました。スピードが遅い道路では、プリウスより燃費が伸びる傾向は出ています。
でも、平均すると、あまり燃費は伸びてくれない。最大の要因は、高速巡航燃費にある。
アクアは、高速巡航では、プリウスより少しだけ、燃費が悪いのだ。
私は先日、アクアで小豆島まで約1400キロを往復しましたが、その時の平均燃費はリッター21.5キロでした。うち、高速道路だけの燃費は、リッター20キロ強。一般道の方が、高速道路より明らかに燃費が伸びます。
主な原因は、空気抵抗にある。プリウスは車体が長い分、より流麗な形にでき、Cd値は0.25。対するアクアはボディがコンパクトで短いので、リアを短くスパッと切り落とした形にせざるを得ない。Cd値は0.28と、プリウスを1割強下回る。
エンジン排気量も、プリウスの1800㏄に対して、アクアは先代プリウスと同じ1500㏄。高速燃費は、排気量を大きくして低速トルクを厚くした方が、燃費効率が良くなる。アクアはプリウスより270kgも軽いけれど、一定速度での巡航では、クルマの重さはほとんど燃費に影響しない。 これらの要素が合体して、高速道路での燃費は、プリウスの方がかえっていいのですよ!
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