スズキスピリットが沢山詰まった“世界戦略車”新型「エスクード」試乗レポート(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
欧州車風味が強いスズキの小型車
スズキは2008年~2014年にかけて、ハンガリーの「マジャールスズキ」が生産する「スプラッシュ」を輸入販売していた。1.2リッターエンジンを搭載するコンパクトカーだ。スズキでは共通のプラットフォームを使う「スイフト」を小型車の主力として扱うから、スプラッシュは販売面では成功しなかったが、機敏に走る楽しいクルマであった。シートの造りまで含めて、欧州のベーシックカーを思わせた。
2015年10月15日に発売されたスズキ新型『エスクード』は、コンパクトなSUVだが、持ち味がスプラッシュに似ている。内外装は地味だが、走りはしっかりしていて飽きがこない。今の日本車は大半が海外でも売られるから、各車種とも運転感覚には気を使うが、スズキの小型車は特に欧州車風味が強い。
特にカッコイイとは思わないが、飽きのこない仕上がり
新型エスクードの概要は、2015年10月15日に「スズキ新型エスクード詳細解説」で述べたので参照していただきたい。ここでは運転感覚についてレポートしよう。
車内に入る前に改めて外観を眺めると、写真で見るよりもカッコイイ。このように感じた理由は、スズキが提供する写真がイマイチだからだろう。分かりやすいのはエスクードのホームページ、あるいはカタログに掲載される海をバックにした2トーンルーフ仕様の写真だ。レンズの長さでいえば、35~50mmで前側をデフォルメしたから、フロントグリルから下側のサイズと繁雑さが強調されてヤボったく感じてしまう。
しかし実車を少し離れて眺めると、前輪駆動ベースのSUVをオフロードモデル風に見せたい意図が分かる。
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