スバル 新型フォレスター 雪上&氷上試乗レポート/マリオ二等兵(1/2)
- 筆者: マリオ 高野
新型フォレスターの雪上・氷上の実力は如何に!?
「人生もクルマも滑りまくる」ことが持ち味のマリオ高野は、今シーズンも雪上/氷上ドライブテストの実施に余念がありません!
まずは去年12月の新車販売台数でSUVクラスのトップ!総合でも11位と爽快なクリーンヒットを飛ばしている新型フォレスター(DITターボの2.0XTアイサイト)で長野県の女神湖の上を滑ってきました。
歩くこともままならないツルッツルの超低μ路と、関東平野全域を交通マヒに陥れた爆弾低気圧によるドカ雪がミックスされたという、AWD車の走破性を試すにはこれ以上ない悪条件が整った現場であります。
新型フォレスターはオシャレ系都会派クロスオーバー色を強めたXVとの差別化を広げる狙いもあって、上質感とヘビーデューティ度を大幅に高めた上に「X-MODE」というスバル初の新機構が与えられました。
コレは、極端に滑りやすい路面や悪路での走破性、おもにスタックなどの危機的な状況から脱出しやすくするためのハイテク制御で、先々代型フォレスターの一部グレードに用意された超ローギアが使える副変速機を、より効率的で扱いやすいメカに置き換えたものといえるでしょう。
本格派のクロカンAWD車によく備わる、下り坂で速度を5~10km/hに自動キープしてくれる機能「ヒルディセントコントロール」も付いています。
正直なところ、スバルのAWD車なら関東平野にたまに降る程度の雪や凍結路ごときは難なく走破できるので(もちろん冬用タイヤの装着が前提)、都市部でのドライブでは「X-MODE」がなくても困ることはほとんどないのですが、ご存知の通り、ここ数年の日本列島は各地で異常なドカ雪に見舞われることが続いており、本格的な豪雪地域では、AWD車でも身動きがとれなくなる状況に陥るリスクが高まっております。
たとえば左右どちらかの側の車輪が前後とも極端に滑りやすい路面の上にあって、しかも急な坂道だったりする場合や、雪の塊の上に乗っかってしまった場合など、うっかりするとAWD車でもスタックしてしまうことが結構あるのです。
恥ずかしながら、マリオは毎年女神湖での走行会では自分の愛車である初代インプレッサ(AWD)でスタックしまくり、何度も救助レッカー車のお世話になる醜態をさらし続けております(女神湖アタックも3年目なので、そろそろ学習したいのですが……涙)。
今年も運転技術(および集中力)の向上が見られなくても、「X-MODE」があればスタック回数ゼロも夢ではないのでは!?そんな期待を込めて、雪上/氷上アタックを敢行しました。
雪上の新型フォレスターは“楽しさ”と“鉄壁の安定感”を与えてくれる
まず、雪上での新型フォレスターの印象は、乾いたアスファルトの上を走るよりもさらに気持ちの良いものに変わります。
ドライ路では上質な乗り心地と静粛性の高さに感心させられますが、雪の上を走るほうがステアリングに伝わる路面感覚が濃密になり、スポーツカーのようなソリッド感さえ味わうことができるのです。
元々DITターボを積むXTグレードは電動パワステの感触がNAエンジン搭載車よりもかなり重めにセッティングされているとはいえ、その手応えはドライ路の上を走るよりもさらに確かなものになり、四輪の接地感覚がリアルに伝わってくるのには驚きました。
横滑り防止のVDCをオフにしても安心感はまったく損なわれず、サスペンションの接地性とAWDの駆動配分がひたすら絶妙ォォォォ!と唸るばかり。まさに、鉄壁の安定感で不安要素は皆無でした。
唯一恐ろしいのは、車重が1.9トン近い重量級マシンであるという頭の中にある数字でしょう。この現実を常に思い出して自重することが肝要です。郊外の雪道では、大型のクロカンAWD車が刺さってる姿をよく見かけますので。
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