autoc-one.jp 記事・レポート 特集 自動車評論家コラム 年末でもガソリン価格は下落傾向!消費税抜なら42年前の価格に

自動車評論家コラム 2015/12/30 21:08

年末でもガソリン価格は下落傾向!消費税抜なら42年前の価格に

年末でもガソリン価格は下落傾向!消費税抜なら42年前の価格に
ガソリンスタンド

ガソリン相場が今までに無い動きとなっている!普通、ガソリン相場の安定している時期も、盆暮れ正月ゴールデンウィークの需要期は少し高い価格を付けていた。

なのにこの年末の価格といえば、上がらないどころか下げの展開。12月29日時点でも直近の最安値を付けているのだから驚く。

ちなみに東京の練馬の場合、多くのセルフスタンドでレギュラー110円程度といった具合。

ガソリン価格の推移を調べてみたら、1972年くらいまで今の電気料金と同じく驚くほど安定しており60円以下だった。イッキに値上がりし、レギュラーが100円を超えたのは1973年のオイルショックである。

その後、レギュラーが100円を下回ったのは1979年と1999年の極めて短い期間のみ。消費税を考慮するなら、42年前のガソリン価格に戻ってしまったということ。当時、ラーメン一杯は200円を下回っていた。おそらく1ヶ月前から顕著になり始めた在庫過多が解消出来ていないのだろう。

参考までに書いておくと、12月29日時点で最も安いのはレギュラー101円程度。当然の如く8%の消費税や、1リッターあたり53.8円のガソリン諸税まで含まれている。ガソリンスタンドの販売マージン+運送費をリッターあたり15円と考えれば、ガソリン本体の価格は25円ほど。完全に原価割れだ。

ガソリン先物相場の2016年1月は40円を超えていた。売れば売るほど石油会社が損をすることになる。ということを承知でガソリンを売りさばかないとならないほど、在庫過多になっているワケ。

この間にも毎日1~2隻の大型タンカーが原油を運んでくる。在庫減らしは喫緊の課題と言ってよい。

2015年12月30日の首都圏ガソリン価格

ということで年末年始はガソリンを入れておこう。ただ在庫無くなり次第、15円くらい値上がりすると予想しておく。

前出の東京練馬だと110円が125円くらいに戻るということ。それでも180円を突破した2008年からすれば圧倒的に安い。クルマ好きとって嬉しい限り。

このガソリン安、戦争など世界的な有事無ければ思っているより長く続くかもしれない。産油国が生産量を絞っていないからだ。

だからといってガソリン消費量の多いクルマを買いましょうということにはならない。いつ値上がりするか解らないし、資源は大切に使うべきだと考える。

[Text:国沢光宏]

筆者: 国沢 光宏
オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!