ルノー新型ルーテシアに「R.S.(ルノースポール)」登場 ～F1日本GP第3位のロマン・グロージャン選手もデビューを祝福！～

新型ルーテシアに早くも新ラインナップ登場

ルノージャポンは、2013年9月24日から発売を開始したばかりの新型「ルノー ルーテシア」に、早くもスポーツモデル「ルーテシア R.S.(ルノー・スポール)」を追加した。発売は11月14日から。この新型ルーテシアR.S.の発表会が『モータースポーツジャパン2013 フェスティバル イン お台場』の会場で行われた。

スペシャルゲストとして、前日の10月13日に三重県鈴鹿で行われたF1日本グランプリでロータスルノーチームとして出場し、見事第3位に入賞したロマン・グロージャン選手が駆けつけ、会場を大いに沸かせた。F1日本GPでは、1・2位を獲得したレッドブルルノーF1チームとともに、ルノーエンジンが1-2-3フィニッシュを決めたことになる。

シャシー仕様が2タイプから選択可能

新型ルーテシア ルノー・スポールは、ルノースポールが手がけた1.6リッターの新開発直噴ターボエンジンを搭載する。最高出力は200ps(147kW)/6000rpm、最大トルクは24.5kg-m(240Nm)/1750rpmを発生させ、パドルシフト付2ペダルの6速EDC(エフィシェント デュアルクラッチ)と組み合わされる。今回はMTモデルのラインナップはなく、またボディタイプも5ドアのみの設定となる。

ただしシャシータイプは日本仕様でも「シャシー スポール」と「シャシー カップ」の2つが用意されている。前者が17インチタイヤ仕様で、スポーツ性能と日常の快適性を高次元に兼ね備えた足回りなのに対し、後者は18インチタイヤを履き、車高を3mmダウン。スプリングレートも前が27%、後ろが20%高められており、よりハードな走りに対応した。また走行モードとして「ノーマル」「スポーツ」「レース」の3タイプがセレクトできる「R.S.ドライブ」も標準装備。シフトプログラムやシフト時間の制御から、ESC(横滑り防止装置)、ABS、パワーステアリングの制御までが変化する。

価格は「ルーテシア ルノー・スポール シャシー スポール」が299.0万円、「ルーテシア ルノー・スポール シャシー カップ」が309.0万円。写真の黄色いボディカラーはシャシー カップ専用の限定色で、＋150,000円となっている。[※価格は共に消費税込み]

F1のテクノロジーが反映された新型ルーテシア ルノースポール(R.S.)

新型ルーテシア ルノースポール(R.S.)の印象についてロマン・グロージャン選手は『外観デザインが好ましい。またシャシーやサスペンションセッティングの管理、エンジンパワーや燃費の管理といった点で、F1のテクノロジーが生かされている』と話した。

前日に鈴鹿のF1日本グランプリでポディウムに上がったグロージャン選手。鈴鹿の印象について『世界で一番キレイなサーキットトラックだ。』と語った。また『鈴鹿はドライバーとしては最も難しく、そして他にはないドライビングプレジャーが感じられる。』とも話す。日本のモータースポーツファンの強い情熱も感じられる点も挙げ、大好きなコースであると明かした。

一時は1位で走り続けたグロージャン選手。残念ながら常勝レッドブルチームの追い上げにはかなわなかったが、残りの戦いでぜひ1位の表彰台に上りたいと宣言していた。

[Photo＆レポート：オートックワン編集部]

新型「ルーテシア ルノー・スポール シャシー カップ」　主要諸元

全長x全幅x全高：4105x1750x1435mm／ホイールベース：2600mm／車両重量：1280kg／乗車定員：5人／駆動方式：前輪駆動(FF)／エンジン種類：ターボチャージャー付直噴ガソリン 直4 DOHC 16V／総排気量：1618cc／最高出力：200ps(147kW)/6000rpm／最大トルク：24.5kg-m(240Nm)/1750rpm／トランスミッション：6速EDC(エフィシェント デュアルクラッチ)／タイヤサイズ(前後)：205/40R18／車両本体価格：309.0万円[消費税込み]

◎ルノー新型「ルーテシア」関連記事はコチラもチェック！

■ルノー 4代目 新型「ルーテシア」 新型車速報 ～ルノーの新世代デザイン思想「サイクル・オブ・ライフ」に沿った初めてのニューモデル～[2013年7月25日]

■ルノー 新型[4代目] ルーテシア 試乗レポート／まるも亜希子[2013年8月6日]

■ルノー 新型[4代目] ルーテシア 動画試乗レポート ～まるも亜希子のマルモのススメ～[2013年8月16日]