[試乗]日産 ノートに加わった新たなオーテック製カスタムカー”e-POWER モード・プレミア ツーリングパッケージ”をテストする(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
話題の日産 ノート e-POWERにカスタムモデルが誕生
日産の新しいハイブリッドカー、ノート e-POWERに、オーテックジャパンが手を入れたカスタムモデル<ノート e-POWER ”モード・プレミア”>が登場する。内外装のカスタムに加え、足回りやe-POWERの制御にまでこだわって手を入れた、モード・プレミア ”ツーリングパッケージ”の走りの実力を、自動車評論家の渡辺陽一郎さんが、2016年12月の発売開始に先駆け試乗してきた。
>>日産 ノート e-POWER モード・プレミア ツーリングパッケージ(オーテックジャパン カスタムカー)フォトギャラリー
経済合理性を重視するコンパクトカーで、モトを取れないハイブリッドモデルが売れ続ける理由
現行型の日産ノートが発売されたのは2012年9月だからすでに4年以上を経過したが、2016年11月に実施したノートのマイナーチェンジに伴い、ハイブリッドの”e-POWER”(イー・パワー)が新たに加わり、再び注目されている。
1.5リッター以下のハイブリッドを搭載する<トヨタ アクア>や<ホンダ フィット>、<トヨタ カローラハイブリッド>などは、いずれも堅調に売れているが、単に損得勘定だけを考えると実は選びにくい。小排気量車ではノーマルエンジン車も燃費に優れ、ハイブリッドの搭載による価格アップを燃料代の差額で取り戻すには、15~20万kmの走行を要するためだ。
ハイブリッドならではの魅力を高めたノート e-POWER<モード・プレミア>
それなのに手堅く売れるのは、経済性以外の魅力があるためだろう。エンジンの回転が下がった状態で加速する時など、反応の素早いモーターが駆動力を効果的に支援する。ノイズが低減される場合もあり、走りの質を高められる付加価値が魅力だ。”ハイブリッド”というメカニズムを所有できることにも満足感が伴う。
そこに焦点を合わせたのが新型ノート e-POWER ”モード・プレミア”だ。
モード・プレミアは、オーテックジャパンが日産車をベースにアレンジを加えたモデルで、内外装の質を高めている。ハイブリッドと同様、実用的なノートに付加価値を与え『実用重視のコンパクトカーでは物足りない』と考えるユーザーの期待に応えた。
オーテックジャパン30年のノウハウがつまった ”ツーリングパッケージ”をテスト
ノート e-POWER モード・プレミアでさらに特長的なのが、専用オプションの”ツーリングパッケージ”を用意したところだ。
>>日産 ノート e-POWER モード・プレミア ツーリングパッケージ(オーテックジャパン カスタムカー)フォトギャラリー
今年創立30周年を迎えたオーテックジャパンは、これまで日産の数多くのカスタムカーを手掛けてきたノウハウがある。モード・プレミアのツーリングパッケージも、オーテック製らしいこだわりでチューンナップされた。
改良点としては、ファインレスポンスVCMの採用でモーターの出力特性を変更。またボディの補強、サスペンションのチューニング、16インチアルミホイールの装着などにより、走行安定性も高めている。さらに電動パワーステアリングの設定も変更するなど、多くの箇所に手が入っている。なおノート モード・プレミアは、ベースのノートに遅れること約1か月後の2016年12月12日より正式に発売が始まる。
そんなノート e-POWER モード・プレミア ツーリングパッケージに先行試乗する機会を得たので、さっそくレポートしよう。
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