政府目標から2030年、自家用車パワーユニットの主役は「EV」でいよいよ決定的か
- 筆者: 国沢 光宏
政府の2030年発電コスト目標には驚くべき数値が
20年スパンで考える自家用車のパワーユニットの主役が決定的となってきた。
あまり報道されていないものの、政府は2030年の発電コスト目標を公表。驚くべきことに家庭用太陽光発電が驚くほど低くなったのである。何と1kWhあたり12.5円。それまでの数字である29.4円の半分以下!
多くの人が12.5円はどういった意味合いを持つのか解らないと思う。この金額で発電できる電力を使いクルマを走らせると、日産 リーフの場合なら7km走れるのだった。
年間走行距離を1万kmとすれば、1万7,900円分といった具合。しかも二酸化炭素排出量ゼロの超クリーンエネルギーである。
素晴らしい燃費を実現している新型プリウスは25km/L程度走るようだ。ガソリンが今のように110円/Lという超安いまま2030年まで推移するとして、1万km分のガソリン代は4万4,000円。
新型プリウスに代表される超低燃費車の伸びしろ、ほとんど無し。新型プリウスで限りなく限界に近い。
ガソリン代だって上がることはあっても、下がることなど考えられず。逆に15年後は2倍になっていたっておかしくない。加えて電池の製造コストは下がり、寿命&性能は上がる。
電気自動車もあと5年すれば、補助金がゼロになったってプリウスの20万円高くらいの価格で売れるようになることだろう。
ここまで読んで「原子力発電の肯定に繋がるのでは?」と思うかもしれない。興味深いことに2030年の原発発電コストは前述の政府予想で10.1円。
既存の43基の原発を驚くほど安いメンテナンスコストで動かし、さらに使用済み放射性物質の廃棄コストだって0.04円しか組み込まないのに10.1円だ。
しかも10.1円には送電コストや電力会社の利益を含んでいない。消費者は現在と同じ1kWhあたり30円以上の電気料金を払わなければならないと思う。
家庭用太陽光発電のコストは産地直送マージン無し。繰り返しになるけれど、無害だしクリーンだし二酸化炭素だって排出しない。
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