ゴルフ史上最高の低燃費を実現した「ゴルフ TSIトレンドライン ブルーモーションテクノロジー」発売
ゴルフシリーズでは初採用のアイドリングストップシステム
フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、ゴルフにアイドリングストップを搭載し、ゴルフ史上最高の低燃費を実現した「ゴルフ TSIトレンドライン ブルーモーションテクノロジー」を、本日より販売開始すると発表した。
「ゴルフ TSIトレンドライン ブルーモーションテクノロジー」の燃費は「18.4km/L」(10・15モード)。これまでのゴルフの燃費「17.4km/L」より約6%向上し、ゴルフ史上で最も良い燃費を実現した。(※ちなみに、VGJの現行ラインナップで最も良い燃費を実現しているモデルは「ポロ TSIコンフォートライン or TSIハイライン」の20.0km/L(10・15モード))
さらに、エコカー減税75%減税に加えて、新エコカー補助金(10万円)の対象モデルにもなる予定だ。
現行のフォルクスワーゲン ゴルフは、2009年4月に6世代目がデビュー。TSIエンジンとDSGトランスミッションの採用、また高い質感のインテリアや静粛性が好評となり、2011年のゴルフの販売台数は16,000台に達し、VGJの販売の3割強を占める最量販モデルとなった。
今回発売する「ゴルフ TSIトレンドライン ブルーモーションテクノロジー」は、レザーステアリングホイールやアルミホイール等の装備が好評の「ゴルフ TSI トレンドライン プレミアムエディション」をベースに、Start/Stopシステム(アイドリングストップシステム)並びにブレーキエネルギー回生システムを採用した「ブルーモーションテクノロジー」を「ゴルフ」として初めて標準装備したもの。
また、気になる価格については、アイドリングストップ機能を追加しながらも、ベースの「ゴルフ TSI トレンドライン プレミアムエディション」からフォグランプなど一部装備を省くことで、ほぼ変わらない価格2,640,000円(プレミアムエディションは2,630,000円)を実現している。
なお、「ブルーモーションテクノロジー」は現在、シャラン、トゥアレグ、パサート、そして本日発表されたゴルフに搭載されているが、順次他のモデルへも展開していくとのことだ。
今夏に「新型ビートル」、そして年内には「up!」が導入予定
「ゴルフ TSIトレンドライン ブルーモーションテクノロジー」が発表された会場では、2012年の導入モデルの発表も行われた。
それによると、まず「新型ビートル」が2012年の夏頃に導入予定となり、日本導入モデルは1.2リッターTSIエンジンに7速DSGを搭載、価格は250万円からの設定になるとのことで、こちらは昨年の11月30日に発表された[フォルクスワーゲン、「ザ・ビートル」の日本仕様を発表]リリースの内容と変わりはない。
[ご参考] フォルクスワーゲン ザ・ビートル 試乗レポート/石川真禧照
また、続いて東京モーターショー2011で披露された新型「CC」と「パサート オールトラック」の2モデルが、今年半ばから夏にかけて登場予定だ。
そして、同社が2012年の大きなトピックの一つとしているのが、「up!」の日本導入。「up!」は3気筒1リッターという小排気量のエンジンを搭載しており、燃費に優れており、ポロよりも小さく、フォルクスワーゲンの新たなエントリーモデルとなる。
日本ではハイブリッドカーの投入によりさらなる激戦が予想されているコンパクトカー市場だが、同社も「up!」導入により、新しい顧客層の拡大を目指すという。
[ご参考]
フォルクスワーゲン up!(アップ) 試乗レポート/藤島知子
つい先日は12年連続輸入車ブランドNo.1を達成し、販売台数もここ数年で着実に伸びてきているフォルクスワーゲンが、いよいよ「up!」発売を機に国内コンパクトカー市場へ本格的に殴りこみをかける。価格はまだ発表されていないが、その値段によっては多くの国内メーカーにとって十分に脅威となり得るだろう。
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