ポルシェ新型「ケイマン」の予約受注を開始…価格619万円から
ポルシェ ジャパンは、水平対向4気筒エンジンを搭載したミッドシップクーペ、「718ケイマン」および「718ケイマンS」の予約受注を4月28日より開始する。2017年モデル左ハンドル車の予約受注については、6月1日~30日の期間限定となる。消費税込価格は718ケイマンが619万円~、718ケイマンSが813万円~。
718ケイマンの第4世代は、更なる性能と効果的な外見を得て、魅力を増している。718ボクスターがジュネーブショーで初披露されてからわずか数週間後、718ケイマンの登場によりポルシェは718モデルシリーズのラインナップを拡大。911モデルレンジと同じく、ミッドエンジンスポーツカーの718においても初めてクーペの価格がロードスターより低くなった。
718ケイマンと718ケイマンSの導入は、ヨーロッパマーケットを皮切りに2016年9月24日より順次始まる予定。
718ボクスターと同じ4気筒水平対向ターボエンジンを搭載
718ケイマンに搭載される4気筒水平対向ターボエンジンは、718ボクスターと共通のもので、クーペとロードスターの最高出力が初めて同じになった。ベーシックモデルである718ケイマンには最高出力220kW (300ps)の2リッターエンジンが、上位モデルの718ケイマンSには257kW (350ps)を発生する2.5リッターエンジンが搭載される。これは先代モデルに対してそれぞれ18kW (25ps)増加し、新欧州サイクル(NEDC)による燃費は8.1リッター/100kmから5.7リッター/100kmとなる。
718ケイマンのトルキーな新しいエンジンは、低回転域においてもドライビングの楽しさと優れた俊敏性を実現。2リッターエンジンは先代モデル比で90Nmアップの380Nmを1,950rpmから4,500rpmの間で発生。市販のガソリンエンジン車では911ターボのみに採用されていたバリアブルタービンジオメトリー(VTG)を備えたターボチャージャー搭載の2.5リッターエンジンは、先代モデル比50Nmアップの420Nmを1,900rpmから4,500rpmにおいて発生する。
これはドライバーが広いエンジンの回転域で、より大きなトルクを得られることを意味している。オプションのスポーツクロノパッケージを装着したPDK仕様の718ケイマンによる0-100km/h加速タイムは4.7秒で、同仕様のケイマンSでは4.2秒。最高速度は718ケイマンで275km/h、718ケイマンSでは285km/hに達する。
さらなる正確さとスタビリティをもたらす新チューニングのシャシー
718ケイマンの優れたドライビングダイナミクスは、サーキットで活躍したオリジナル718から受け継いでいる。歴史に残るミッドエンジンスポーツカーである718のオリジナルモデルは、その俊敏性を武器にタルガ・フローリオやル・マン24時間レースなど1950年代と60年代に数々のレースで優勝を飾った。
718ケイマンでは一新されたシャシーにより、横方向の剛性とホイールの位置決めが向上した。スプリングとスタビライザーのレートがさらに引き上げられ、ショックアブソーバーのチューニングも変更されている。10%ダイレクトな設定のステアリングギア比は、俊敏性とドライビングプレジャーをより高め、0.5インチワイドになったリアホイールは、新しいタイヤとの組み合わせで、横Gの最大値を高めコーナリングの安定性を改善する。
また、スポーツクロノパッケージやポルシェ・トルク・ベクトリング(PTV)などのドライビングダイナミクスオプションによって、718ケイマンのスポーツ性をさらにカスタマイズすることができる。ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)をオプションで選択すると車高は10mm低くなり、ケイマンSに初めて採用されるPASMスポーツサスペンションでは20mm低い設定となる。他のポルシェスポーツカー同様に、スポーツクロノパッケージはステアリングホイールのプログラムスイッチを介して調節することが可能となる。先代の“ノーマル”、“スポ-ツ”、“スポーツ・プラス”に加えて“インディビジュアル”プログラムが追加されている。
向上したドライビングパフォーマンスに見合うよう強化されたブレーキシステムは、フロントに330mmディスク、リアに299mmディスクを採用。718ケイマンにはケイマンS(タイプ981)のブレーキシステムが装着されており、一方718ケイマンSには、911カレラの4ピストン式キャリパーと6mm厚いフロントディスクが採用されている。
さらに力強いアピアランスを主張するエクステリアデザイン
新型718ケイマンのデザインの進歩は、テクノロジー同様広範囲にわたっている。緊張感のあるプロポーション、フロントとサイドの目立つエアインテーク、そして低いサイドプロフィールがダイナミックな雰囲気を強調している。
いっそうシャープな形状となったノーズは、フロントエンドにいっそうワイドで力強い印象を与える。パーキングライトとインジケーターライトを含むサイドエアインテーク上の細長いフロントライトが、この印象をさらに強めている。大型のクーリングエアインテークと新デザインのバイキセノンヘッドライトが、718ケイマンのフロントエンドを作り上げた。新たに4点式のLEDヘッドライトもオプションで装着可能だ。
新型ケイマンのサイドビューは、目立つフェンダーとサイドシルが特徴的。新しくなったリアは、“Porsche”ロゴを冠したハイグロスブラックのテールライト間のアクセントストリップによって、さらにワイドなアピアランスとなっている。一新されたテールライトでは、3Dテクノロジーと4灯のスポットライトによるLEDブレーキライトが際立つ。
見直されたインテリアと標準装備されるPCM
インテリアでは、エアベントを含むダッシュパネル上部が新しくなり、標準装備されるポルシェ・コミュニケーションマネージメントシステム(PCM)とともに、918スパイダーから流用された新しいスポーツステアリングホイールと広範な接続オプションが718のコックピットに追加されている。
オーディオインターフェース、および150Wのサウンドパッケージ・プラスのすべてが標準装備。PCMの拡張オプションも用意されており、その中にはApple CarPlayなどスマートフォン専用の拡張機能も含んでいる。ボイスコントロール付ナビゲーションモジュールは、目的地の入力を容易にします。コネクト・プラスオプションを選択すると、ポルシェ専用SIMカードが提供されることによってリアルタイム交通情報が追加され、さらにポルシェ・コネクトアプリを含むスマートフォンを介した広範な追加サービスを利用することも可能だ。
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