autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 燃費レポート ダイハツ タント燃費レポート|ライバルを上回る好燃費!市街地・郊外路・高速道路の実燃費を徹底評価

燃費レポート 2018/2/27 11:57

ダイハツ タント燃費レポート|ライバルを上回る好燃費!市街地・郊外路・高速道路の実燃費を徹底評価

関連: ダイハツ タント Text: 小鮒 康一 Photo: 島村 栄二,オートックワン編集部
タント市街地
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ダイハツ タント実燃費レポート|結果まとめ

すっかり軽自動車の定番となった感のあるスーパーハイトワゴン。その走りとなったのが2003年にダイハツがリリースした初代タントだろう。その後は他メーカーからも同様のコンセプトの車両が登場し、現在ではスズキ スペーシアとホンダ N-BOXと共に三つ巴の戦いを繰り広げている。

起用グレード

今回燃費テストに持ち出したタントは2013年にデビューした3代目モデルだが、ライバルのスペーシアとN-BOXは2017年に共にフルモデルチェンジを果たしているため、現行車種の中では一番の古株となる。しかし、助手席側のBピラーがなく、大開口部が得られる「ミラクルオープンドア」はライバル車にはない大きなアドバンテージ。さらに2017年12月の一部改良で、クルマを真上から見るような映像を映すパノラマモニターを採用して、安全性能が向上している。ここでライバル車に大差なければ、まだまだ一線級で戦えるはずだ。

今回の車両グレードは「X“SA3”」となり、ダイハツの先進安全装備「スマートアシスト3」を装着した中間グレードの売れ筋モデル。ドライブトレインは38kW(52PS)/60N・m(6.1kg・m)のNAエンジンにCVTの組み合わせで、JC08モード燃費は28.0km/Lという数値だ。

燃費テスト概要

今回の燃費テストでは、極端な燃費走行はせず、エアコンは25度のオート設定。アイドリングストップはONで、速度は周囲のペースに沿った現実的なものとしている。

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ダイハツ タント実燃費レポート|結果まとめ
車種名ダイハツ タント
グレードX“SA3”
パワートレインガソリン
駆動方式2WD
JC08モード燃費28.0km/L
実燃費:平均21.9km/L
実燃費:市街地18.5km/L
実燃費:郊外路23.5km/L
実燃費:高速道路24.9km/L

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ダイハツ タント実燃費レポート|市街地・街乗り編

タント市街地

ダイハツ タント 市街地での実燃費:18.5km/L

市街地燃費の数値的にはハイブリッドシステムを持つスズキ スペーシアの20.2km/Lには及ばないものの、ホンダ N-BOXの17.0km/Lには勝る結果となった。非力なイメージの強いNAエンジンではあるが、平坦路での渋滞ではそれを強く意識するシーンはほぼなかったことを付け加えておきたい。

実燃費レポート|市街地・街乗り編
車種名実燃費パワートレイン
ダイハツ タント

※2017年12月一部改良モデル

18.5km/L2WD/ガソリン
スズキ スペーシア

※2017年12月フルモデルチェンジ

20.2km/L2WD/ハイブリッド
ホンダ N-BOX

※2017年9月フルモデルチェンジ

17.0km/L2WD/ガソリン

今回の市街地走行は時間的にも帰宅ラッシュと重なったため、通常よりも渋滞が激しいという燃費計測にはやや厳しい状況。

こういったシチュエーションではアイドリングストップが効果を発揮するのだが、タントにはアイドリングストップを維持するためには一定の踏力でブレーキペダルを踏み続けていなければならず、少し踏力が弱まっても、逆にややブレーキペダルを踏み増してしまってもエンジンが再始動してしまうのだ。そのため、常にブレーキペダルに意識を集中していなければならないのは骨が折れた(実際何度もアイドリングストップを解除してしまった)。

また、停車直前の約9km/h以下まで速度が低下すると先行してアイドリングストップを行う「新エコアイドル」が搭載されているのだが、こちらもストップアンドゴーが続く渋滞では頻繁にエンジンが停止したり再始動したりを繰り返すため、その音と振動で渋滞がさらに疲れるものになってしまった。

こういったダラダラ動く渋滞では、思い切ってアイドリングストップをオフしてしまうのがいいかもしれない。

ダイハツ タント実燃費レポート|郊外路編

タント郊外路

ダイハツ タント 郊外路での実燃費:23.5km/L

続いて郊外路での燃費計測。こちらのルートはアップダウンも信号も少ないため、過去の燃費計測レポートでも好記録を連発しているゾーンとなるが、タントでも23.5km/Lという好記録をマークした。

これはN-BOXの20.7km/Lはもちろん、ハイブリッドのスペーシアの22.9km/Lをも超える数値となった。

実燃費レポート|郊外路編
車種名実燃費パワートレイン
ダイハツ タント

※2017年12月一部改良モデル

23.5km/L2WD/ガソリン
スズキ スペーシア(2018年モデル)22.9km/L2WD/ハイブリッド
ホンダ N-BOX

※2017年9月フルモデルチェンジ

20.7km/L2WD/ガソリン

燃費の数値では満足のいく結果となったが、手放しでほめられない部分もあった。それが乗り心地の面だ。全高が高くトレッドが狭いタントのような形では足回りを硬めにせざるを得ないということは重々承知しているのだが、郊外路の荒れた路面が続くところをある程度のペースで通過すると、ドタバタと路面を上手くいなしきれていない状況が見られた。

ステアリングを握っているドライバーがこれほど感じるということは、助手席や後部座席に座る同乗者はそれ以上に感じるということになる。ファミリーカーとして充分な装備や室内空間を備えているだけに、ちょっと残念に感じるポイントだった。

ダイハツ タント実燃費レポート|高速道路編

タント高速

ダイハツ タント 高速道路での実燃費:24.9km/L

ダイハツ タントの高速道路での燃費は、カタログ燃費達成率が約89%となる24.9km/Lをマークした。これはスペーシアやN-BOXを2km/L以上リードする堂々の数値と言えるだろう。

コースは首都高速道路の芝公園からアクアラインを経由して圏央道の茂原長南インターに向かうもので、平均速度は80km/hといったところ。どう考えても空力的に不利なスーパーハイトワゴンではあるが、80km/h程度の速度であれば、それほど問題にならないということだろう。もちろん各メーカーの空力特性の研究の結果とも言えるだろうが。

実燃費レポート|高速道路編
車種名実燃費パワートレイン
ダイハツ タント

※2017年12月一部改良モデル

24.9km/L2WD/ガソリン
スズキ スペーシア

※2017年12月フルモデルチェンジ

22.6km/L2WD/ハイブリッド
ホンダ N-BOX

※2017年9月フルモデルチェンジ

22.1km/L2WD/ガソリン

さすがに合流路での加速では力不足を感じるものの、一度速度が乗ってしまえばその速度を維持することは、タントのNAモデルでも問題はなかった。また、風切り音も80km/hで巡行している限りは不満の出ないレベルだろう。

ただし、大型トラックに抜かされたときや、トンネルから出たときの横風に煽られる感覚は一般的なクルマに比べると大きめ。車線をまたぐほどのことはなかったが、油断しているとドキっとさせられる。

ダイハツ タント実燃費レポート|総合評価

ダイハツ タント/タントカスタム

ダイハツ タントの平均実燃費:21.9km/L

今回の平均燃費ではライバルの2車種を上回る数値を記録したタント。デビューは古くてもまだまだライバルと渡り合えるだけの燃費性能を持ち合わせていることが証明された形と言えるだろう。

実燃費レポート|総合評価編
車種名実燃費パワートレイン
ダイハツ タント

※2017年12月一部改良モデル

21.9km/L2WD/ガソリン
スズキ スペーシア

※2017年12月フルモデルチェンジ

21.8km/L2WD/ハイブリッド
ホンダ N-BOX

※2017年9月フルモデルチェンジ

19.6km/L2WD/ガソリン

ただし、タントの全てがライバルを上回っているかと聞かれるとそうとは言い難い。特に乗り心地の面ではやや劣る面が見受けられたことも事実。これはBピラーレスのスライドドアという開口部の大きさが影響しているのかもしれないが、根本的には基本設計の古さも響いている可能性もありそうだ。

NAエンジンはストレスを感じるほど遅いということはないので、高速道路などを使用しない近距離移動がメインであれば充分使用に耐えるスペックだ。とはいえ、同じXグレードのターボ付きはたったの7.5万円高(消費税抜)で、さらにフォグランプとメッキグリルも追加されるため、アップダウンの多い場所や高速道路を使用することが多いようであればターボをオススメしたいところ。

標準車のNAを狙うなら、スバルにシフォンとしてOEM供給されているので、見積もりを取ることを忘れずに。

[Text:小鮒 康一/Photo:島村 栄二,オートックワン編集部]

ダイハツ タントの主要スペック

ダイハツ タントの主要スペック
車種名ダイハツ タント
グレードX“SA3”
駆動方式2WD
トランスミッションCVT
価格(消費税込)1,420,200円
JC08モード燃費28.0km/L
全長3,395mm
全幅(車幅)1,475mm
全高(車高)1,750mm
ホイールベース2,455mm
乗車定員4人
車両重量(車重)930kg
エンジン直列3気筒12バルブDOHC
排気量658cc
エンジン最高出力38kW(52PS)/6,800rpm
エンジン最大トルク60N・m(6.1kgf・m)/5,200rpm
燃料無鉛レギュラーガソリン

燃費テストコース概要

試乗ルート1「高速道路」

燃費レポート<高速道路編の主なコース>

首都高速都心環状線芝公園ランプから首都高湾岸線を経由し、東京湾アクアラインから圏央道の茂原長南インターに向かうというルート。 道路にアップダウンは少なく、流れは区間全体を通しおおよそ80km/h程度。道のりは約70km。

試乗ルート2「郊外路」

燃費レポート<郊外路編の主なコース>

茂原長南インターを降り、国道409号線を西に進み、交差する国道297号線を北上し、東京湾に近い千葉県市原市内の国道16号線まで向かうルート。 道路にアップダウンは少なく信号があまりない上に走行中の流れも良く、好燃費が期待できる区間と言える。道のりは約30km。

試乗ルート3「市街地・街乗り」

燃費レポート<市街地・街乗り編の主なコース>

千葉県市原市の国道16号線から国道357号線、途中から片側1車線になる国道14号線、都県境から蔵前橋通りを経由し、オートックワン編集部に戻るルート。スムースに流れることは少なく、渋滞路が多くを占める区間だ。 平均時速は15~18km/h程度で、イメージとしては混んだ東京都内の道に近い。道のりは約55km。

筆者: 小鮒 康一
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