【燃費】ダイハツ コペン(コペン ローブ)燃費レポート/永田恵一(1/5)
- 筆者: 永田 恵一
「着せ替え」ボディとなったダイハツ 新型「コペン(コペン ローブ)」の実燃費テストを実施!
コペンはダイハツのイメージリーダーとなる軽オープンスポーツで、今年6月に登場した現行モデルは2代目モデルとなる。
初代モデルは、2002年から2012年という10年間の長きに渡って販売されていたが、現行モデルの登場までコペンはダイハツのラインナップに2年間入っていなかったこともあり、新型モデルは多くの人から大きな期待を持たれたモデルである。
現行コペンの成り立ちは、“ダイハツの軽乗用車をベースにしたオープンスポーツ”という点は初代モデルと共通であるが、新型の大きな特徴として、「Dフレーム」と呼ばれる、通常のモノコックボディと樹脂製のフェンダーやボンネットなどから構成されるボディ構造を採用したことが挙げられる。
「Dフレーム」の採用により、コペンの大きな売りとなっている樹脂部分の購入後の変更(対象が自動車であるのでニュアンスは大きく異なるが、スマートフォンのカバーを好みに合わせて交換するようにイメージ)が可能となっており、このことは今後のクルマのカスタマイズの新しい提案となることが期待されている。
今後は、現在のコペン ローブ(ローブはフランス語で服装などの意味で、コペンの場合には「纏う」のような意味合い)に加え、Dフレームを生かしたSUV的なスタイルのモデル「コペン X(クロス)モデル(仮称)」や、先代モデルのような丸目ライトの第三のモデルが加わる見込みとなっている。
また、コペンは固定されたルーフがないゆえにボディ剛性の確保が難しいオープンカーであるのに加え、Dフレームの採用により通常鉄板で出来たフェンダーなどをボディの構成部品として使えないというボディ剛性における大きな不利を持つ。その不利をボディ下面や側面を補強することで、先代モデルに対し曲げ剛性で3倍、ねじれ剛性で1.5倍に強化していることも覚えておきたい。なお、ルーフは電動メタルトップ(開閉に掛かる時間は約20秒)を先代モデルから踏襲している。
パワートレーンに関しては現在のダイハツの軽乗用車と共通で、エンジンは660㏄の3気筒ターボ(最高出力64馬力、最大トルク9.4kgm)を搭載し、トランスミッションは、主力となる7速マニュアルモード付きCVTと、スポーツカーらしく5速MTも設定される。燃費向上に寄与する技術としてはCVTにアイドリングストップが装備されるくらいであるが、JC08モード燃費はCVTが25.2㎞/L、5速MTが22.2km/Lという、スポーツカーと考えれば優秀な数値をカタログに載せる。エコカー減税はCVTが取得税と重量税の免税、5速MTも所得税60%軽減、重量税50%軽減が適応となる。
今回の燃費テストではCVT(179万8200円)を起用。テストは9月11日の11時頃にスタートし、18時頃に帰京するというスケジュールで行った。
テスト中の天候は曇りをベースに時折激しい雨にも見舞われるという不安定なもので、最高気温は25℃、湿度は高めであった。交通状況は平均的な流れであった。
なお、コペンはオープンカーであるためテスト中は走行距離の半分程度をオープン状態にして走ることを心掛けた。
燃費測定の基本ルール
・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用
・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行
・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定
・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行
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