ハイエースはアイドリングも付かないクルマなので(筆者はおよそ1年弱、当燃費企画を担当しているがアイドリングストップのないクルマは初)市街地編では細かなことをいくつかお伝えしよう。
まず、市街地で良かった点としてはアイポイントが高いため見通しがよく、トラックのように運転が楽であったことだ。ハイエースは標準ボディ以外だと取り回しの問題、標準ボディでも全高が制限される駐車場に入れないという問題はあるが、そのことを除けば普段の足としても使いやすいクルマだと思う。
ドライバビリティは全域がパワーバンドであることもあり、街中なら1,500rpm、速い流れでも2,000rpmも回せば流れに乗ることができ、良好であった。
ただ、トップギアの4速に入るのが60km/hなので、市街地と郊外路ではトップギアになかなか入らず(1度四速に入れば、道が平坦なら40km/hあたりまで4速をキープしてくれる)、燃費に悪影響を与えていたことは残念であった。