トヨタ ハイエース バン スーパーGL(ディーゼルターボ)実燃費レポート/永田恵一(5/5)

トヨタ ハイエース バン スーパーGL(ディーゼルターボ)実燃費レポート/永田恵一
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トヨタ ハイエース バン スーパーGL(ディーゼルターボ)実燃費レポート【総評】

トヨタ ハイエース(バン スーパーGL ディーゼルターボ)

トヨタ ハイエース バン スーパーGL(ディーゼルターボ)の実燃費/10.7km/L

ハイエースについて、まず燃費からまとめよう。ハイエース ディーゼルターボの燃費は過去データと比較すると下記の通り現行オデッセイに近いものであった。

・高速道路

ハイエースディーゼルターボ/13.8km/L

オデッセイ/14.3km/L

・郊外路

ハイエースディーゼルターボ/10.4km/L

オデッセイ/10.9km/L

・市街地

ハイエースディーゼルターボ/8.7km/L

オデッセイ/8.6km/L

・総合

ハイエースディーゼルターボ/10.7km/L

オデッセイ/10.7km/L

トヨタ ハイエース(バン スーパーGL ディーゼルターボ)

燃費自体は最新の2.5L級のラージミニバン並、ディーゼルなら燃料コストは2.5L級のラージミニバンより15%ほど安上がりと言えるだろう。

ハイエースを選ぶ際に「ディーゼルにするかガソリンにするか」ということに関しては、ハイエースの場合ディーゼルとガソリンには約「60万円」という小さくない価格差がある。

しかし、実際には一番メジャーな標準ボディの2WDならディーゼルだけエコカー減税になるということもあり、購入時の差額は約「55万円」程度に縮まる。さらに、燃費、燃料の単価で燃料コストを計算するとおおよそ1万kmあたり6万円ディーゼルが安く付くという勘定になるので、10万km走行時点ではディーゼルが高い分の差額の元は取れるだろう。

さらに実際にはディーゼルには動力性能の高さというアドバンテージや、リセールバリューも有利という側面もあり、よほど走行距離が少ない人以外は足りない分をローンにしてでもディーゼルを選ぶことを勧めたい。

トヨタ ハイエース(バン スーパーGL ディーゼルターボ)/AC1前にて

そして、ここからはハイエースというクルマそのもののまとめに入ろう。

普通に評価すればハイエースは「ハイエースは商用車として見ればいいけど、スタビリティコントロールも自動ブレーキも付かないし、一般ユースには勧められないクルマ」なのかもしれない。

しかし、私は「多くの人に勧めたいクルマ」であるとハイエースを評価している。それは、ハイエースが様々な意味で日本で買えるクルマの中でも希少な楽しいクルマ、夢のあるクルマと断言できるからだ。

ハイエースは乗って楽しく、標準ボディなら足としても使いやすく、後ろに広がるスペースはワゴンやコミューターなら人を大勢乗せられる、バンならキャンパーからカートやバイク、自転車などを運ぶトラスポーターに使うなど無限の使い方ができる(自分流のハイエースを作るためのパーツもウンザリするくらい流通している)。

それだけにハイエースは決して安いクルマではないが、世界中でステータスのある人気車となっていることが今回のテストを通じて良く分かった。

何よりも、ハイエースは原稿を書く自体が楽しくて仕方がないのだ。このことこそがハイエースの魅力を象徴しており、こんなクルマはそうあるものではない。

そんなハイエースに、今後改良して欲しいポイントは2つ。ハイエースというクルマは気持ち的に飛ばしてしまう部分もあるため、飛ばし過ぎと燃費を稼ぐ意味でクルーズコントロールの設定(最近はアフターパーツでも出回っているが)と、10人乗りワゴンへのディーゼル車の設定だ。

ハイエースはユーザーの生活を変えてくれる可能性も持っているクルマだけに、今後も頑張って欲しいと心底思える存在だ。

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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